春香山(907m)

 本来ならば来週の土日に登る予定だった春香山だったのですが…11日に登ってしまいました。
3連休の初日にイチャンコッペ山を午前中に往復できたもので…物足りなくて体力が有り余り…
残りの2日間…何しようかなぁ〜…)と思案していました。
それでも2日目は、HPの作成や義母のマンションへ遊びに行った妻子のお迎え、買出しやらで夕方まで
暇を持て余すことなく過ごせたのですが…夕方9時を回った頃、テレビの天気予報が

午前中は今日のように青空ですが、午後3時ころから雪が降ってくるでしょう

と言っていた言葉が
耳に入り …(なぬ…午前中は青空とな…
と思ってしまったらいけません…(早く出かければ3時までには戻れるのでは?
と考えてしまい         …「よし…スポーツドリンク買ってくる!
と近くのスーパーまで歩いて買出しにでかけ…準備しちゃったのです。

すでに2日目の朝、次回登山の用意は完了済みです
あとは飲料水だけを用意すればいつでも出かけられるようになっていました。

次の朝は、5時起きでオニギリ4個を握り、熱いほおじ茶と水筒に詰め(1個は朝食に食べちゃいました)
残りの3個をザックに詰めて自宅を6時に出発しました(まだ外は暗いです)。


登山口駐車スペースに着いたのは6時半。
ここは桂岡コースと呼ばれる春香山の登山口です。

ラルズがある国道5号線の桂岡交差点を山方向に入り
まっすぐ道路を登っていくと道路途切れたように見える地点があります。
道幅が狭くなって下り気味になった林道に変わるため先の見通しが悪くなり
途切れたように見えるだけです。そのままマッスグ林道へ車を乗り入れ
200mくらい進むとこの駐車スペースがあります。
右の建物は小樽市の上水道施設で立ち入り禁止になっています。
このまま進むと砂防ダムがありそこから登山道へ入るので近くまで行きたいのですが
道路わきに止めると「民地に付き駐車禁止!駐車した場合は20万円申し受けます!
と地主の建て看板が手前にあり、無用なトラブルは避けたいのでここに駐車しました。



さて…用意をすませ出発すると時刻は6時50分です。
道は踏み固められ途中砂防ダムまでは除雪もされているようです。
5分ほど歩くと砂防ダムに到着し、看板を発見しました(赤)。


なにやら注意事項が書き込んであります。
(左が砕石場で右が登山道…その先が
分かれていて左は崩壊している
右が春香山だ…と…橋も壊れて…?えっ!
こ・壊れてる!…くわばらくわばら)
手書きで味があり、分かりやすい案内です。








看板通りに進むと分岐点にまた看板がありました(赤 )。
橋はどうやら壊れているのかもしれませんが…雪の下で分りません(笑)
これも分りやすい看板…みちへが…みそへ(爆)に見えるのはユウマだけでしょうか

それが…みそ…なんちゃって







 10分ほど先を進むとまた
看板が…(実に初めて訪れる登山者には心強い味方です
斜面を登るスキー跡がありますがここはまだ林道兼登山道を歩きます。
登山道は幅約2〜3mと広く安心して進めます。
踏み固められているのでスノーシューは要りません。

この看板までで30分ほど経過しています。



先程のカーブから10分進むと、林道からそれるように右前方の斜面にスキーやモービルの跡が続いていました。
どうやら林道からそれる冬道らしいです。
冬山ガイドにもありました。
銀嶺荘まで3、5キロ」の看板もあります(赤)。林道が蛇行しているのに比べ
この冬道は右ナナメ前方へまっすぐ進んでいるようです。



















途中また林道と出会い交差します(左)。
(林道が左から右へ冬道は手前から奥に進んでいます)
右画像の部分で少し急坂になってきました
しかし、まだまだ手稲のロックガーデンほどではありません。
写真を撮りながら息を整え…先を確認しながら登り続けました。
すると…

























やっと先が開けているような気配です(左)。
右が土場(どば)と呼ばれている場所です。
約100m四方の広さがあるかもしれません。
ここで林道と冬道が合体。左にまっすぐ進むと夏道。中央右に進む冬道。
もっと右の林道を進むモービルの道に分かれます。


ここからは踏み跡がスキーしかなくなり
道が柔くなって…
スノーシューの出番となりました。
そして…ここからが急坂です
(待ってました!

登りの踏み跡と下山しているスキーの跡
モービル跡が輻輳するので
どのように進めば良いか迷いましたが
とりあえずスキーの踏み跡をたどりました。
幅が狭いスキーの踏み跡。



スノーシューでトレースすると左足はしっかり体重を支えられても
右足に体重をかけようとすると「ズルッ!」と横に滑ります。
ハッキリ言ってきついです。
特に斜面を斜めにトラバースしながら登っていく作業には足が悲鳴をあげそうでした。
なので途中からはモービルの跡をたどる事に決定し、銀嶺荘を目指しました。








登山口からちょうど2時間。
急坂を登り終えダラダラ道を進んで行くと
頂上が見えてきました(左)
5分ほど歩くと山見の丘
に到着です(右)。
朝日を浴びて春香山頂上が実に綺麗でした。
雪が張り付いたモンスターも
綺麗に見通せます。
頂上下にあるはずの銀嶺荘はまだ見えませんが、たぶんそんなにかからないでしょう。





少しの下りを進むと林の間から目指す銀嶺荘が見えてきました。
近づくと頂上が建物の後ろにハッキリ見えます。
(これが銀嶺荘か〜…
名物の管理人さんとやらはいるのかなぁ〜?)

と思いましたが、天気が崩れない内に頂上を踏もうと決め帰りに寄る事にしました。
頂上へ向う斜面は、
確かに山スキーにはもってこいの斜面です。
リフトでもつければ立派なスキー場でしょう。





 
途中でパノラマ用画像を撮影しました。
右側から黒い雪雲が覆って来ているのが
気になります(先を急がねば…)
頂上付近で声が聞こえるので分かったのですが、3名ほど先行しているようです。
登山口に3台車があったので昨晩から銀嶺荘に泊まり込みの人達でしょう。
ユウマの後を1名女性らしき方も登ってきています。
30分ほど斜面と格闘し中央の頂上らしき場所につきました。
日差しが当たり下界が綺麗です。
右方向には手稲山の鉄塔が見えました。




しかし!着いたのはいいのですが、頂上の印…看板が見えません。
とりあえず海の方向も見ますか…と30mほど歩くと…
「ありましたありました」
無事
トップ用とパノラマの画像を撮影して下山しました。









(さて…お楽しみの下りはどの斜面にしようか…)と楽しみながら
ここから降りることに決めました。

それこそ「わ〜い!わ〜〜い!」です。

(この場面、大人気ないと…自分も思うのですが…これがまた…楽しいのです)
10分もかからず降りきり銀嶺荘へ着きました。
先行していた3人は先に銀嶺荘へ入っているようです。
1名の女性は…再度上り返しています。





銀嶺荘は東海大学の持ち物。管理人さんの名前は竹内勝さん。

玄関口がこれ…「靴を脱いでお入りください」とありますので指示に従い入室です(左)。
横には管理人さんを取り上げた出版物が貼り付けてありました(右)。
内部にある写真によると
初代が本郷学二郎さんで
2代目が田村登志男さん。
どちらも山岳帽をかぶって写っていました






現在は3代目の管理人さんです。
銀嶺荘に入ると最初に迎えてくれたのがこのでっかいストーブ。
横の方に「管理人さんはどちらにいらっしゃるのでしょうか?」と聞きましたら…なんと!
今、宿泊者の人を案内して山に登ってしまったよ…すぐ帰るって言ってましたよ
実はここ…トイレを使うのは有料(400円)なのです。休憩するだけならタダですが
(いろいろ山の話を聞きたかったところでした)







いないのじゃね…しかたありません。
いつものようにオニギリを食べて、ザックを軽くして下山です。
左上画像のスパッツのところで食事しました。
窓は2重窓ですが、厚いビニールで覆ってあります。
よく見ると…窓枠が木なのですきまが見えてる…というより建物が古くて曲がっているようです(笑)。
中は薄暗いです。電気はありませんから。
ランプです。いろいろ山の本があって絶版の本がありそうです。





駐車スペースに到着した時間は11時27分でした。
アレだけ遊んでゆっくり下山したにも関わらず、往復5時間しか掛かっていません。
体力がずいぶんついたようでもう一度、登り返せそうです。
しかし、ヤン衆のように元気なユウマでも履いているのはスノーシュウ、服は汗でビッチョリ加齢臭なので
銭湯へまっすぐ向かうことに決めました。自宅近くの銭湯…入浴料390円。
バイブラバスやサウナ、露天風呂もあってなかなかリーズナブルで気に入りました。

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