百松沢山(南峰1043m)

<アプローチ>



今回登山日が彼岸を過ぎた22日だったので前回2日に駐車したCの位置より少し奥のFの位置に駐車ができ、往復40分くらい楽をさせていただきました。

前回はBを越え奥二股からひとつ西方向の峰を登りGのポコへ出てから北峰へ向かいましたが、今回は冬山ガイド通り赤ライン上をトレースした形になりました。

スタートは午前7時57分
北峰到着が10時23分
南峰到着が10時45分
と2時間半ほどで登ってしまう特急スピード登山になりました

残雪期に入り踏み跡が踝までしか埋まらないほどシッカリしていて頂上まで壷足で登れたことが大きな理由です

しかし、下山は南峰スタートが11時20分
駐車位置到着が13時25分と2時間余りかかる超スロー下山です。

理由は一つ…道を間違えて源八沢ルートに迷い込んでしまいました。気が付いたのが@です。
Aの870mピークが目の前に立ちはだかったので頭の中が「????こんな登り返しがあったっけ」と気が付きました。

北峰を過ぎてからすぐ一人を追い越し、@の時点でAの位置にもう一人男性が登っていました。
抜き去った男性が追いついてきたので、道を確認しようと「この道は源八沢ルートでしょうか?」と聞くと

男性は「自分もこの道が宮城沢ルートだと思って下山しているのですが…」とびっくりする返事が返ってきました。
Dの方向に採石場が見え盤渓スキー場方向へ向かう道路が見えたので(間違いなくこれは源八沢ルートだ)と確信して追いついてきた人に地図を開き説明しました。
そう言えば…私を登りで追い越していったスキーの人の跡がありませんね…」と言います。

そうです足跡だけでスキー跡がありません。
少し登り返して登ってきた時の峰よりひとつ東側の峰を北側に降りればBに届きそうなので地図を使ってルートを説明して進みました。
すると10分も行かない内に滑り降りるスキー跡を発見、登りで目印になっていたEの高圧線鉄塔を確認できほどなくBへ合流できました。
源八沢Dへ下ってしまうとFの駐車位置に引き返すのが歩きでは困難です。タクシーも通りかかりませんから…携帯電話でタクシーを呼んでもらうしか手は有りませんでした。

では写真で説明します

左が駐車位置
車の奥が登山口です
真中は鉄橋を渡り最初の砂防ダム手前で登山道を振り返ったもの(撮影時間:午前8時6分)
右が同じ位置で2月19日の8時20分ころに撮影したものです





19日のものは、時間が遅いにもかかわらず朝日が差さず夜のように暗いです

とにかく朝から日差しがキツク肌をぴりぴり刺して来ます(左)

最初の大きなスノーブリッジが見えてきました(右)
雪解け水が瀧のように流れているし、帰りに気温が上がって溶けてしまわないかと心配です。

(この日の予想最高気温は10度です)。




なんと二股まで40分で来てしまいました(左)
ここで左に林道を登っていくと、少し道が急角度になります(右)

画像で雪は解けているように見えますが、所々凍っていているくらいなので気温も0度くらいでしょう






どんどん進んで(左)
9時19分に手稲山をバックに小休止(右)


詳しいルート説明は3月2日の百松沢山北峰を参考にして下さい






Bを過ぎて奥二股を右から左峰に取り付き登りつづけると(左)

疎林の斜面が現れ(右)








源八沢ルートに合流する地点(左)のトドマツが正面に見えてきました(今考えればそのように分かるのですが…(笑))

10時23分南峰をバックに記念撮影をしました(右)
セルフだったので「着いたぁ〜」と気を抜いてしまったら横顔を撮っていました・・・





3月2日に写した南峰が左画像…いよいよそこに…あるのです

今日の天候なら楽勝ですね

「天気よ!ありがとう!」








北峰で札幌市内方向をパノラマ撮影しました

遠く増毛の暑寒岳がクッキリ見通せます

画像右から登ってきました




反対方向の南峰方向のパノラマです
木の陰が南峰です






北峰から一度コルへ下がり南峰に登り返しました

10時45分に到着して烏帽子岳をバックに記念撮影です
烏帽子と私の間に無意根岳と羊蹄山が見えています
風は、まったくない無風状態
三角点がある頂上は4畳半くらいの広さです
実に・・・独り占めが清清しい!誰も追いついて来ません!





北峰方向のパノラマです
真中にある雪庇は南峰の端にある岩棚
少し低くなっていましてこの上にたつと気持ち良さそうですが、そのまま雪が崩れて…天国に行きそうなので止めました




反対側のパノラマです
ほんと〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜うに!
360度のパノラマ!
5人も登ればラッシュアワー状態の狭い頂上を独占
しています…いい気分です



握り飯を2個も食べてしまいホウジ茶で30分はくつろいでいたでしょうか…すると
遠くから「ぶ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん・・・・」と飛行機の音がするので探すと
すぐ横をセスナが飛んでいるのです
手で届きそうな位置なのです
まるで巨人になった気分でした。




13時21分無事鉄橋までたどり着きました
2月19日の鉄橋の状態が右画像ですから
1ヶ月で雪解けがここまで進んだのが見て取れます
鉄橋の横にあったスノーブリッジは流されて渡れません
仕方なく鉄橋を渡りましたが…この橋、初めて…床板がない!ことが分かりました
骨組みだけなのです…下が透けて見えました




途中で若い人たちがイグルー造りをしていました
3つほど上手にできあがっていました

混ぜて欲しいくらいです(笑)

今回下山は先に記述した通りです
この経験を糧に…まだまだ新しい山に挑戦するつもりです


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