ユーフレ小屋・旧道ルート分基点からの続きです

今ふりかえると…このユーフレ小屋との分岐点から
北尾根に出る道のりが一番きつかったです

あまりにきつい登りだった為、道を見ながら
登る機会が増え、キャップが着いた10センチ程の鉛筆が
道に落ちているのを発見しました
どうやら山家がメモに良く使う鉛筆です
朝露に濡れもせず落ちていたので先行者の誰かが
落としたものと思われます

丸木橋で先行していた団体(男女合計6人)に
ここで追いつき、鉛筆を渡してパスさせてもらいました

慎重に速度を落として進んでいますが
…まだ早いのかもしれません。



心臓の鼓動を感じないようにペースを下げて登ります
しかし、心に決めたことは…

写真を写す時だけ歩みを止めること

水分補給も歩きながらです

夫婦沢の流れはなかなかのもの

春先、雪解け水が豊富な時は激流になるのでは?

と想像し…6月にでも再訪したい気分です

アドベンチャーだなぁ…

左画像は6:49撮影です









夫婦沢に入ると右岸(左側)沿いを登りますが
沢から5メートルほど左に外れて左側にある枯れ沢を
登ったりもします。しかし、夫婦沢を大きく外れることは
ありません。外れてもまた夫婦沢に戻ってくるのです
(左右画像)
















夫婦沢は段々畑のように階段状で流れており
右岸沿いの道も階段状です

踏み跡が薄くても目印の赤テープはしっかり
嫌というほど着いているので落ち着いて探せば迷うことは
ありません。慌てないこと…それが基本です






















左(6:58)のようにロープがかかっている場所も別段
ロープを登らなければいけないわけではありません
川沿いをよく観察すれば石の上を渡って行けるルートが
発見できたりします

道はまだまだ急角度を保って登り続けます







7:14 ようやく槙柏(しんぱく)山が北方向右に
見て取れる位置まで登ってきました

北尾根までは、まだまだですが
夫婦岩ももう少しで確認できるでしょう





















7:37 道が一部分平坦になり夫婦岩へ向かう道と旧道との
分岐点に到着しました

小枝に縛り付けられている看板が壊れていました
手で持って撮影です(右)

これまで休憩らしい休憩を取っていません
5分休憩して腰を下ろし、地図を確認しました

思っていたより早く分岐に到着しています
申し分ないペースです










分岐を右方向へ進み
(左)
視界が開けてくると
7:54 夫婦岩が確認
できました。しかし
一つしか見えません
8:06 ようやく
夫婦揃って登場です





8:10 一つの区切り
北尾根に取り付きました

進行方向は@です










道はこれまでと違い実になだらかになりましたが、風が強く時折「ごぉ〜!」と突風が
吹き付けます。急登を登った汗が冷えそうで(コートを出そうかな…)と迷いましたが
しばらく様子を見ることにしました。何せ一度着て(暑いからまた脱ごう)は最悪です
体の火照りと運動量が幸いしたのかどうやらコートなしで行けそうと判断し
歩を進めました

西から流れてくるガスの影響で先が見通せません。心配です
この位置からは前の尾根がジャマして頂上が拝めないことは先刻ご承知ですが
祈りたい気持ちが勝って「お願い」と呟いたしだいです




東方向に見える景色は青空も見え
十勝連峰が顔を出しています

なだらかな道がまた、急になりだしました

北の根の肩に出るまで暫く戦いが続きます








8:33 道の左にオブジェを発見しました
まるでトナカイが両手を広げて、これからの道を指し示してくれているようです






















8:39北尾根の肩に到着しました。あまりの絶景に感激です…。

(これ!これ!これ! これが見たかったぁぁぁ〜!

と叫んでしまいました(周りに誰もいませんでしたから…)























                                  またまた続く

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