札幌岳(1293.8m)

いよいよ札幌近郊で登りたいと思う山が少なくなってきました
迷沢(まよいさわ)山、漁(いざり)岳、札幌岳と近郊では3山あります
札幌岳は夏山ガイドにも紹介され人気の山です。週末は駐車場が満杯になることもあるそうです
登山コースは冷水沢と豊滝、空沼からの縦走路と3コースあり、バリエーションは豊富なようです
訪れたのは11月1日、紅葉が終わり登山道の先にある豊平峡ダムへ向かう車も少なかったので
渋滞はいっさいありませんでした



↑左画像は北海道新聞社発行の夏山ガイドから転写しています。右画像は2万5千分の一地図「札幌岳」です。
(登山口は掲載されていません)

冷水小屋までは冷水沢川を遡上すればいいので心配ありません。冷水小屋からの急登がどれくらいなのか。
1153ピーク手前からトラバースするようなので、どのような状況なのか興味深深です。





自宅を出たのが7:21(左)

\\(゜0゜)//オオッッ!空に雲がない!」

手稲山にちょこんと雪が乗っとりますが問題なし!
ルンルン気分で愛車を走らせました

右画像は230号沿いにある道路情報館から札幌岳方向を撮影しました
中央に見えるのが札幌岳…なんと真っ白…えらく積もっとります


ここでひとつ読者さんへ質問1…(出発がいつもより遅ぐねっか?)
答え…初めての道、それも頂上は雪模様、できれば先行者がいたほうが道に迷わない(ぬぁ〜んと小ずるい考え)作戦です

札幌市内から国道230号を中山峠方向へひた走ります
すると前々回に登った神威岳が右に見えてきました(左)
奥には烏帽子岳が真っ白く見えます

定山渓温泉入り口を1`ほど過ぎた地点で(右)
豊平峡ダムへ分かれる信号機交差点が現れます
ここを左折です



途中、直進すると自然の村へ向かう交差点も左折
左遷左遷…違った、左折左折と行ってください
すると左画像の直線道路に出ます
(朝日が路面に当たり湯気が出ています…幻想的です)
この直線の奥でカーブを切った場所に登山口(右)
が突然現れます
既に2台、車がありました
(ふふふ…ぬぁ〜んと小ずるい考え作戦通りなのだ)




身支度を整えて駐車場の入り口右にある小屋内で入山届
に記帳して8:16登山開始です(左)
朝日が差し込む方向へ登山道が伸びているので(右)
木漏れ日がキレイです。右に流れる冷水沢川の水音を
テーマ曲に、札幌岳登山記録映画が開始されたようです

途中、観音像が登山道の右側にありました
なんの像かわからないので撮影はしませんでした




エゾリス君が出迎えてくれました(左)
動きが早くて2〜3秒で高いところに登ってしまいました
じっと私のことを高いところから観察していました
いい男だから?

8:29台風高原の入り口に差し掛かりました
植林された椴松でしょうか唐松でしょうか
整然と並んでいます

この地点で上に来ていたスエットのレイヤードを
脱ぎました

気温は2度と冷え込んでいますが、ザックと背中の間は
大きな霧灰カイロを入れたように暑くなり
額に汗が浮かんできたのです
冬の登山で汗は極力抑えたいものです




植林地帯を抜けると最初の渡渉点につきます(左)
ここから右の左岸を進みます(右)

ジョロ、ジョロ、ザー

と実に気持ちを清めてくれる音が伴奏します

来て良かった〜(;_;)




(左)今度は右岸に渡渉して
(右)暫く進むと左の分岐した枝の沢川が出てきました
そこから道は幾分左にそれながら冷水沢川と枝の沢川
の中間方向へ向かいます
幾分ここから登りの角度が増してきます
気温も少し落ちてきたような気がします

道端に…\(゜0゜)/えっ!雪!



(左)ここまで指導票らしきものは何もありませんので
進む方向が合っているのか少々不安を覚えますが
ここで「札幌岳⇔定山渓」とかすかに読める標識が
確認でき安心です
(右)8:54ガイドにあった林道の横断地点に到着

急ぐ旅ではないのでまだまだ先が楽しめそうです
この辺りから木々に積もった前日までの雪が溶け出し
「ポトリ・ポトリ」と体に水滴が落ちてきます



道は…冬道を呈してきました
しか〜し!恐れることはありません
ユウマの足回りは…冬道対応です
軽アイゼンまで持ってきました(未使用)
林道を交差して暫く進み(左)
(右)9:12左岸へ渡渉…ここで落ちたらとうしよう…凍傷だ





雪は、降ったばかりの様子で溶けていません
下の土も縛れるほど凍っていないので歩くのは楽です
ただし、下山時に溶けている場合、ぬかるんだり
ドロドロで足下が滑りやすくなりそうです

き・き・気をつけねば…

と考えていたら(右)9:23冷水小屋に到着です




小屋前で撮影してすぐさま出発、なにせ…
ユックリペースなので楽チンです
(左)小屋の左脇から急登の斜面を登ります
本日唯一「登った〜!」と思える場面です

ここから1153mピーク手前まで急登が続きます





(左)雪が深くなりだしたころ1153mピーク手前に到着
(右)トラバースを終え道が滑らかになりだします
周りは一面雪景色…実は右画像枝に着いた雪が氷
になって朝日を受けて「キラキラ」と輝いているのです
写しても写してもそれが切り取れません…残念です






画面中央の倒木地帯を貫いて進みます

コバルトブルーの青空の下…周りはキンキンキラキラ状態

なんとかキラキラ状態を写せないものかと奮闘しましたが

諦めました…わたしゃ写真家じゃないもの…でも残念














(左)周りが急に開けてきました
(右)10:31無事頂上を踏みしめました













本日のベストショット(青空に縞々が見えるとしたらそれは、サイズダウンをする際にどうしても出てしまうバグです。
実物縞は、一切ありません。中央が羊蹄山です)

あまりに綺麗だったので

あっち行ったり(西方向)


こっち行ったり(北方向)


そっちに行ったり(南方向)


どっちへ行ったり(北東の札幌市方向)


と、まるで子供のように
キャッ\(^o^)/
キャッ\(^o^)/
キャッ\(^o^)/
状態でした。

焼きタラコおにぎりと…番茶も楽しんで


ユウマにしては珍しく頂上に40分以上も滞在してしまいました。
下山をしたのが11:14…

楽しかったぁ〜!

急坂を降りて冷水小屋の屋根が見えてきました。登山口に到着したのは12:45でした。


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