漁岳(1317m)   2009年1月4日(偵察)、12日(途中敗退)、28日(登頂成功)



支笏湖から恵庭岳を撮影したとき偶然右奥に写っているのが漁岳です。恵庭岳と同じような標高なので雲がかかっていますねぇ…
とにかく天候に恵まれない格闘が続きました。



左は恵庭岳に登った際、北方向にあるオコタンペ湖方向を写した時に写ってた漁岳です。@が頂上Aは途中敗退した地点です

今年の冬山足慣らしは手稲山で充分積みました。

しかし、標(しるべ)ないルートを征服する…なんともいえない充実感を味わいたくて1月4日、正月最後の休日を漁岳偵察に充てました。
どこまで登れるか時間が読めないだけに朝6時起き、7時出発です。
目指す方向は支笏湖方面。何度も確認している駐車スペースは、漁川林道手前に2台ほど…。
停めれない場合は林道入り口の対向車線にある歩道部分に乗り上げるしかありません。
ユウマが到着したら1台も車がいなかったので入り口に寄せて駐車しました(下左画像)。右の地図は「恵庭岳」です




4日は無理せず、頂上へ続く峰に上がったところで引き返すことにしました。一人ラッセルがきつい事と頂上がまったく見えなかったためでした。天候 は特に風が強かった印象です。自宅に帰ってみれば「無意根山で遭難!」の一報があり(引き返して正解だった…)と安堵したのです。



林道入り口を8時30分に出発。
5分ほど歩くと登山届けを書くポストが見えました(左)20mほど先に林道地図の看板があり(中)その先もまっすぐ林道が続きます(右)。
2〜3日前に入ったであろう踏み跡が一本あり、その上を雪が積っている形で助かりました…しかし、踏み跡は地図画像で示す@までで「がっくし」と肩を落としました。
(ここからまた一人ラッセルだ…)と落ち込み気味な気持ちを(今日は偵察!)と切り替えて前に前に進みます。













左が地図上@の手前。中が@ を過ぎカーブミラーがある位置。
右が峰への取り付きです。峰への取り付きは、進んできた方向から少し左後ろへ戻る感じ。
右画像右にある看板「作業道73、オリンピック5号線 」が左尾根への取り付き目印です。
ガイドではこの位置を詳しく書いていません。参考にしてください。10時4分に到着しました



急斜面を峰の左斜面(東側)に沿って道ができています(左)。黙々と登り続けるとこの画像にでます(中)。
画像中心方向へどんどん進むと右画像へ出ます。この3画像は12日のものです。
踏み跡は私がつけた跡です。(誰も登っていません…悲しい)



急斜面が終わるとなだらかに南西方向へ登り続けます。辺りは木が密集しており先が見えません。
峰の取り付けでコンパスを合わせて切ってあるのでこの時ばかりは地図とコンパスをにらめっこしながら進みました。
途中途中にデポ旗というか目印のピンク・赤なのどのテープがあるので方向を大きくそれることはないでしょう。
それでも天気しだいで引き返したほうが無難なルートです。









スタートから約3時間で頂上が望めるであろう…峰の取り付き手前に出ました(左)。画像前方に見えるのがそれです。
しかし、よく見ると急斜面であることが分かり画像左側手前にある斜面を登ることにしました。









斜面を登り始めると高度を増してゆく感覚がなんともいえません。





登り切ると向こう側(南)が見え日差しが差していることがわかりました。
今まで林の中を進んでいたのでよく分かりませんでした。
オコタンペ湖が見えるはずなのですが…吹雪いていて見えません





















頂上方向…であろうと思われる方向へ進んでゆくとオコタンペ湖がウッスラ見えてきました(左)。
ここからはまだ頂上自体は見えないことは分かっているのですが、頂どころか…進行方向は真っ黒な雲しか見えません(右)。













恵庭岳方向もまったく見えず風が強くなってきたのでここで登頂を断念し引き返すことにしました(左)。
風のないところまで下がってから昼食をとることにしまいした(中)。ラッセルの深さは約15〜20センチです。深いところは別ですがね…。
4日も12日も天気が思わしくなく同じ地点までしか行けてません。3回目となる次回こそ…7時から登って…頂を…いただき・・・たいです(祈)

               28日へ続く                登山道トップへ戻る

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