徳舜瞥山(1309m) 

2年で札幌近郊に登るべき山がなくなってしまいました。近場で済ましちゃおうと思っても…登り下りを合わせて5〜8時間以上ないと欲求不満が溜まってしまうのです。
でもまだ登っていない山が車で2時間圏内にありました。それが徳舜瞥山です。
札幌市内の人は、なかなかここまで足を伸ばしません。遠すぎます。札幌で行くのは私みたいな物好きだけ?(笑)


地図は「盤珪」です。「徳舜瞥」もあるのですが、出発地点がないのでやめました。しかし、これがあとで考えると正解でした。実はこの徳舜瞥山、登り口が3カ所あるようなので何処が旧登山口なのか分からず最終判断では、この地図を頼りにするしかなかったのです。

一度は誤P・(夏用登山口)で用意を整え「さて出発…」と一歩踏み出した瞬間、何故か「いや〜な違和感…」を覚え、車に乗りなおしました。このまま間違った位置から出発して山の中で「ここはどこ?」となったら最悪です。登るコースもままならず結局出発地点へ引き返す羽目になるからです。「念には念を入れて位置を確認しよう」と決めました。一度、画像にある確認地点(二股)まで行き川と道路の分岐を確認し「こりゃ違う!」と確信を得てP・へ出発位置を変更しました。

冬山ガイドに別の出発地点も示されていますが、いらぬ混乱を招くといけませんので割愛します。

それではここまで至る経路を国道453号の分岐地点から画像で紹介しましょう。






















道の駅「フォレスター」を過ぎ国道453号を伊達方面へ向かうと大滝区市街に入る手前のカーブで左側に「アロニアの里」の看板と共に「徳舜瞥山 登山道入口 ←この先4・2km」の看板を発見しました画像左(この看板は新登山口の看板であることを私は知りません)。この位置を過ぎると道道86号へ分岐する看板が出てきますので86号へ左折します。この道路は冬期間、三段滝公園まで除雪してあります。













三段滝公園に着きますと左画像の看板が出現しますので、ここを円山方向へ右折します。すると雪原の向こうに徳舜瞥山とホロホロ山が…見えるはずなのですが雲がかかって見えません(中)。右画像で看板「原 牛舎」と質素な看板を発見しますがここは行き止まりでした。













(左)ずんずん進むと国道453で発見した登山口案内看板を発見して「ここかぁ…」と左折し(右) 
「登山者の皆様へ」 とある看板そばに駐車し、登山靴やスパッツ、スノーシューを装着してイザ出発!と意気込みましたが…前文に書いたとおり位置を再確認して事なきをえました。













正しい駐車位置は原牛舎のそばにあるログハウスを目印に左折した地点です(左)。くれぐれも迷惑にならぬよう駐車いたしました。車が向いている方向(南)へ道が続いていますのでそこを歩きました。出発は7時41分です。500mくらい進むと目の前に崖が出現しました(中)。左右どちらも行けそうですが、道は左折していたので道通に進むことを選択しました。300mくらい進むとちびった看板らしきものが見えてきました(右)。「ひょっとしたら?」と思い近づくとやはり間違いありません。

























この旧登山口を画像中心方向へ進むと通路らしきものがありましたのでそこを進みました。木々にピンクのテープがあるので間違いありません。15分くらい進むと右方向にオレンジとブルーの縞々ポールが見えてきました。倒れています。来年は…完全に倒れているかもしれないので目印にならないかも?途中右画像下の熊看板が出てきます。そこを横断するとまた熊看板道路にたどり着きます。進行方向がやや同じなので今度はこの道路を進みました。ピンクの目印も道路に沿ってあるようです。























熊看板道路に出た際うしろを振り返って撮影してみました(左)。道路は画像で左斜め方向へ延びています。朝日が差し込んできたので進行方向が綺麗です。踏み跡は一切ありませんし、へこみもなく…一人ラッセルが延々と続いています。時刻は8時19分。























ラッセルの深さは約20センチ。この4日間で降った雪と思われます。その前は雨でしたから…。ラッセル跡と自分の影(左)。20分ほどで道路の終点に到着しました。方向が不確かになったため地図で方向を合わせ進みます。


















疎林が続いていましたが、急に目の前に壁のような急斜面が現れました(左)。どうやら地図上で示した@の710m辺りにあるものでしょう。難なくここをクリアするとまた少し平坦な部分が続きましたが、期の密集度が増してきました(右)。方向を見失わないよう目印を枝に取り付けます。





















20分ほど進む(左)とトド松が少なくなり疎林に戻ります(中)。また急斜面が疎林の向こうに見え出しました(右)。地図上Aに示した890m付近の急斜面です。この急斜面はなかなかです。シューの前歯を正面から刺すように登り、途中枝を掴んでよじ登りました。スキーなら無理です。壺足で登りましょう。この急斜面を越えると周りの様子が変化しました…徳舜瞥山2へ続く    登山道トップへ戻る



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