徳舜瞥山からの続きです 















疎林は疎林なのですが、どこか白っぽい…いわゆるエビって奴が木々に多くなってきました。890m付近の急斜面を登ると峰は若干細くなり進む方向に悩む心配はありません。ラッセルは…クラストしている部分が多く逆に楽になりました(左)。雪が飛ばされて10センチほどの積雪部分が多くなります。しかし気は抜けません。風が強く、雪が一緒に降り出すとマッシロ!(中、右)でホワイトアウトになりそうです。



















ますます木々は白く大きな木が少なくなってきましたが、頂上は見えません。手探り状態で進んでいます。左画像で急に空が明るくなりだしました。後ろを見ると気がつきませんでしたが絶景です(下)



















ここに至るまで下界は、まったく見えなかったので気にしていなかったのです。



















高い木がなくなりだし木を避けて進む苦労が少なくなりだしたころ(左)足元感覚が厳しくなりだしました。クラスト状態が多くなり積雪が少なくなりだしました。そろそろアイゼンに切り替えた方がいいかな…と悩みだしたころ(右)一本の目印になる木が現れ、これ以降はハイマツしかない森林限界に到達です。この木の下でシューをザックにくくりつけアイゼンに交換です。ピンクのテープを木にくくりつけるも忘れませんでした。



















ここからの斜面角度は相当なものです(左)。アイゼンを使い慣れていないと緩んで外れたり、ずれて登れなかったり命にかかわる事態に至りかねないのでアイゼンの装着&歩行練習をしてからが賢明と思いました。私は手稲山で最初に独自訓練した時、ベルトが緩んで歩けなくなったりしたので、ここで経験が生きた思いがしました。・・・はずす訓練までしていなかったのですがネ(笑)。後ろを振り返って撮影すると峰の状態が一目で分かり出発地点から通ってきた道が歴然でした(右)。




















少し登って後ろを撮影すると木が小さく見えます…この景色へ戻ってくるのだな…と目に刻みます


















10時55分、頂上によじ登りトップ画像を撮影しました(左)。頂上看板はどちらもエビエビエビでマッシロです。看板奥に祠があり山ノ神がありましたが、風が強くてすぐにも下山したく、動画撮影をして下山を開始しました。「無事に下山させてください」と手だけは合わせました。
目印の一本木到着前に頂上を振り返りましたが真っ黒です(右)。アイゼンを履いた足跡がカスカに付いています。頂上と下山途中の動画をアップします。



車には12時20分に到着。ユックリしたかったのですが、駐車位置が民地のような気がして気が引けたので靴だけ履き替えて道の駅「フォレスト」で昼食することにしました。

















国道に出てようやく尖がった頂上が見えました。左は「ホロホロ山」です。…これも一瞬で…すぐに見えなくなっちゃった… 

                                                                             登山道トップへ戻ります

inserted by FC2 system