音江山(おとえやま)795.6m

2000m峰へのアタックが単独行では心もとないと、旭川近郊の山々で1000m付近の標高山を探しています
今回もわりと近くにあるのが分かり早速計画を立てました



↑旭川からのアプローチは国道12号を深川方面に南下して途中、高速深川ICへ向う交差点で左折します。左折すると1個目の信号を右折…500mほど直進すると「深川砂利砕石」の看板が左手に見えますのでココを左折します(左折したところの画像です)
↓この日は今年最高の冷え込みでした。旭川を出る時、橋は川から上がる霧で真っ白です



↑除雪最終地点は採石場のトラックやダンプが行き交う場所なので、四輪駆動を活かして30センチほどの積雪を押して除雪していない道路に車を突っ込みました。ランドクルーザーのように車高が高い車ならこの先へも行けそうですが私のような普通乗用車では無理です。8時18分にスタートしました。除雪最終地点の採石場から1.5キロほどで目指す廃業した「鳩の湯」に着きます。25分で林道にかかる橋の手前に来ました。この橋の右側に夏道の登山口があります。冬場はこの先にある鳩の湯の裏側を登る・・・と冬山ガイドに説明がありましたので夏道登山道は無視してここを直進しました。






道にあった轍はココで引き返していました。この奥が「鳩の湯」です。随分前に廃業したようで、窓も壁も壊れてそうとう傷んでいました。画像に見える一本橋を渡ろうとしましたが、2本あったものが1本は折れて崩れ落ち、残りの1本になっているようです。途中まで渡りましたが、強度にとても不安を覚え、もっと先にある温泉の鉄橋を利用することにしました。



↑鉄橋を渡りきるとこんな有様です。雪が少ないため左に回り込もうとしても穴だらけで建物裏に回り込めそうにありませんでした。なのでココは右側から回り込みました。建物裏に小川らしきものがありましたが(右画像)そのまま渡れるくらいの深さです。それより気になるのが雪の少なさ。笹が露出していて雪に乗ってもズブズブとシューが潜り込んでしまい、笹に絡まります。



なんとか裏手の小さな崖を乗り切ると5mほどで夏道でした。ラッキーとばかりに歩を進めます。300mほどで急斜面が出現。真っ直ぐ登り込んでいると道が左に緩く曲がっていきます。この地点が冬道ルートなのですが…ここも雪が少なくて笹にシューが絡みこみますので、しばし考慮の上、冬道を断念し、今回は夏道ルートで攻めることにしました。



↑地系図によると最初は529mの剣山(画像の左中央)を目指します。そこが1つ目の分岐になっていました(あくまでも地形図ではの話です)
10時ジャストに(中画像)分岐に着きました。しかし、道は右方向に1本しかありません。進行方向左にもう一つあるはずなのですがその方向は
見晴らしの良い…崖!!



しかたなし右方向に舵を切ると…剣山を回り込むように続いています。↑今度の目標は550ポコです。↑ポコを過ぎると20mほどの下りです



↑下ると峰が細くなりだしました。地形図を見るとあとは登る一方です。右手に目指す音江山が木々の間に透けて見えます



804mの「無名山」と音江山との分岐目指して登ること…



約3時間。分岐に到着しました。しかし、無名山や802mの沖里河山への看板はありますが、音江山の標識がありません。「ま、それもたいした問題ではない」とザクザク、画像の中央部分にある音江山へ続く尾根を進みました



↑750mほどのポコを過ぎるとこの景色です。中央部分に見える2つの丘状のうち右が音江山です。左に30mほど下りそこから登ります



登りの途中で頂上方向を撮影しました。ウサギやイタチ達の楽園のように足跡が雪面に着いていました。




まったく今日は抜けるような青空です。最後の登りで後ろを振り返ると大雪の山並みと十勝連峰の山々がスッキリ見えました。休みを取って登山している自分の贅沢さに感謝です。南方向にはナント!芦別岳がハッキリ見えました




↑頂上手前です

11時45分、頂上到着です
頂上には何もないと思っていましたが、アララ…手作りの小さな看板がありました








↓西側には増毛連山(左)や樺戸連峰(中央)の山々が…




水分補給と行動食をとり、10分休憩後に下山開始しました。ユックリ休憩して周りを堪能したかったのですが、今日はどうしても4時に旭川で用事があってユックリできません。



音江山の雪崩れ斜面はまだ雪が少ないので雪崩れていません。



↑下山路は夏道をピストンするので温泉手前までは同じです。温泉があの状態だったので帰りはあえて夏道登山口に降りました。駐車位置には1時20分に到着(中画像)。4時には楽勝で帰れる時間なので公共温泉「アグリ工房まあぶ」に立ち寄りました。ここの黒米カレーは有名です。米が黒いのです(こげちゃいませんよ(笑)↑

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