チトカニウシ山(1445.5m)

国土地理院の簡易作成図を参照にルートを示しました


調べを進める中で山スキーをするにはもってこいの山と評判でしたので挑戦してみることにした山です。標高は約1446mとなかなかですが、登山口の北見峠は標高約700mなので高低差は700チョット。ルンルンで行ける高さです。直線距離でも約3キロ。ほかの皆さんは、3月以降から5月くらいまでの天候が落ち着いた時期を狙って登っているようです。私は1月は坊主山に固守していたので浮気はしていませんでした。坊主山を攻略したあとの2月で21日近辺は、気温が高くなり雪崩の恐れがあるうちは遠慮していました。気温が平年並みになった2月28日に決行日を選びました。

アプローチ

旭川からは国道39号を北見方面へ向かい、途中の愛別町で旭川紋別自動車道に乗り、上川天幕ICで降りて北見峠を目指します。(2010年3月28日に旭川紋別自動車道は上川天幕から白滝ICまで開通することになっていますので来月以降は白滝ICで降りてください)。上川天幕ICから国道273号(333号と重複)を進み途中↓(左画像)の交差点に来たら奥白滝方面の国道333号へ右折して進むと北見峠へ向います。(来月以降は白滝ICを降りてこの交差点に反対方向から出てくるので左折です)すると右画像の大きな橋脚が出現します。北見峠はこの先です
















北見峠は上川町と遠軽町の境にあります。なので町のカントリーサイン(看板)があり、遠軽町のカントリーサイン側に駐車スペースが5台ほど除雪されております。↓遠軽町側から上川町方向を撮影しました。



遠軽町のカントリーサイン近くに登り口がありますが、そのまま進むと登り返しのあるルートになってしまいます。青線のように進み吹き払い柵のところにある林道跡から入るのが正解です。電線と電柱がしっかり写っていますね。(撮影時は気が付きませんでした…というか気にしていませんでした。ガハハ)

地形図

1/25000地形図は「北見峠」です

旭川出発は午前7時10分くらい。峠に到着したのは8時20分くらいです。
8時46分にスタートしました。林道位置が分からず赤線のルートを行きました。



↑登り口からチトカニウシが見えます。上空は高曇りです。青空ではありませんが気温も低く風がそよ風です。絶好とは行きませんがマズマズの登山日和です



↑最初の目印3つのポコ(920と950が二つ)が確認できました。(左に一つ隠れています)



↑最初に目指すのは正面に見える950ポコ。左(西)に林道と並列で設置されている電柱が見え920ポコも確認できます



↑一度林道へ出ました。目指す950ポコは正面の電柱の影です。



↑何故皆さんのルートがポコを左に巻いて進むのかが地形図では分かりませんでした。なので右側を覗いてみたら…




↑なるほど気が密集していて斜面角度がきついです。スキーを取り回すにはチョット苦労する地形です。出遅れているため、今日一番での頂上制覇は諦めています。なので行きは遊びながら登る予定です。



↑950ポコは巻かないで直登することにしました。・・・と正面の木の陰にできた雪庇にスコップで削った跡があります。???と思って近づくと雪洞が4つ掘られていました。どうやら前夜に宴会を雪洞で開いたようです。壮絶な跡でした。



↑950mポコの頂上にも雪洞が1つありましたので合計5人くらいが泊まったようです。(一人一つと考えて…)先行している跡はスノーシューとスキー跡。どうやら前泊組みがスキーのようです。電波塔の影に見える頂上と手前に見えるもう一つの950ポコ。ポコの左側に林道と電柱が見えましたので林道を目指します。




↑林道は雪で覆い尽くされ、スキー跡はあるのですがガリガリです。そのうえ片斜面なのでスノーシューの種類によっては苦戦する地形。案の定スキー跡しかありません。スノーシューは尾根沿いを進みポコを直登していました。私は電柱に沿って進みます。電柱が途切れたところでは、進む方向が若干、右(東)に変進します。



↑林を抜けるとチトカニウシが顔を出しました




↑この地点から今度は進む方向が西進します。尾根がS字を描いているのですね。登りは右(東)側に950ポコがあるので巻くように進みますが、どうしてもここは帰りに登り返しができてしまう地点です。しかし登り返しの角度は緩いのでシール無しでも大丈夫でしょう。



↑広場に出ます。登り角度は平坦に近いです。



↑少し密集した林が立ちはだかり




↑林を抜けると、また広場に出ます。中央の林方向に緩い尾根があるのが見えますね。左に見えるスキー跡は、どうやら頂上撮影のために寄り道した跡のようです。



↑私も寄り道してみました。頂上が綺麗に見えました。撮影してまた右に戻りました。



↑ここではスノーシュー跡が左にスキー跡は右に行ってますが、地形図を見ると、ここはスキー跡が正解でした。画像中央のスキー跡を進みます



↑スキー跡を進んでいたのですが、先行者は不安になったのでしょうかスキー跡がスノーシュー側に合流しようと左に寄っていきました。地形図で確認してまだ「右方向だ」と確信し画像中央部分を進みました。すると私の行く先で全ての跡が合流して来ました。ここはコル状になった平坦な地形なので視界が利かないときは要注意でしょう。私なら視界が利かなければ引き返します。



↑所々に赤テープが発見できるので迷うことはありません。目の前のこの斜面は下山時に最高のパラダイスとなることでしょう。帰りが楽しみになりました。

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