パート2です



↑途中で振り返れば「が〜ん!こんなに素晴らしい景色を一度も振り返っていなかった…」と後悔しました。それほど素晴らしい眺めです





↑ザックにつけた温度計は氷点下11度ですが、相当な冷え込みだったのでしょう。木々は真っ白でした。見れば凍っているのです正面の画像と右側の画像・・・それと



↑左側を見た画像です。中央部分にある段差は全層雪崩跡。斜面ごとズリ落ちて途中で止まり冷えて固まっています。撮影した時は気にしていなかったのですが、私の後ろ側に木に隠れて2mほどの段差があることを忘れていました。下山時に滑ってジャンプしてしまいました。見て分かるように角度は約30度以上ある斜面です…スピードがついていたのとガリガリ斜面で停まれませんでした。トホホ




↑雪面には3センチほどの雪が積っていますが、その下は溶けた雪が固まったザラメ雪です。スキーアイゼン(クトー)を着けていないと苦戦する斜面でした。



↑10:37 木の陰に頂上が見え出しました。ここで先行していた雪洞5人組の内、3人が降りてきました。どうやらクトーを忘れて苦闘したようです。2人はスキーをデポして頂上を目指したとか…シューはスノボの2人とか…




↑頂上が見えるとファイトが沸きます。息を整えるくらいの休憩はしていますが、ザックを降ろしての休憩はしていません。いえ、それほど疲れていないのです…何故かわかりません。ただ体力がついただけなのでしょうか?




↑先行している2人のスキーがデポしてありました。(振り返って撮影しています。眼前は急斜面です)




↑40度くらいの急斜面でクラストしているため、私もスキーをデポしたほうが安全なのか?と思いましたが、スキーアイゼンが思いのほかよく効いているので脱ぐ気になれません。


↑横を見ればこの様子です

頂上手前のポコなので右を巻くようにしてクリアします。左は這い松のシュパカブラが邪魔になって進みづらいためです





↑特に表面クラストが顕著な部分なので(5センチくらい下はザクザクです)踏み込みと言いますか蹴りこみをシッカリして一歩ずつ上がります。こんなところで踏み外したらエライことです…下のコルまでまっしぐらでしょう…ぶるぶる




↑なんとか危険地帯を乗り切り、勾配が緩くなりました。と言っても周りに木がないため滑ればどのくらい滑落するか分かったものじゃありません。画像中央部分に黒い点があると思いますが、先行しているシューの2人連れです。人がいかに小さいものか思い知らされます




↑ボーダーは男女の若いペアでした。二人で食事を取っていました。挨拶をして頂上を目指しました。先行者の踏み跡が深くないのが分かりますか?それほどクラストしているのです。硬い斜面です。しかし、斜面の角度は20度ほどになりました。これならシールを外して滑れそうなので一安心でした



気を緩めて登ったせいか、頂上手前で動画を撮影中にクトーの爪が雪面から滑り転んでしまいました。なんとか1mほどずり落ちただけで済みましたが、危ないところでした。11:14 頂上に到着。ほぼ2時間20分で登れた計算です。上の画像にあるスキー場側斜面で風の弱い位置を選択してシールを外し下山しました。頂上に着いたら風が強くなり両手が痺れるくらいに冷え込んできます。慌てず順序良く作業を進めました



↑12:00 最初にある地形図で示した位置で昼食を取り、コーヒーいれてまどろみました。風が吹き付けない位置なので、なんとも言えない祝福の時です。良い一日になりました。20分休みを取ってから、イッキに登山口を目指しました。2mの段差で尻餅をつき。途中コースを間違えそうになるところもありました。地形図を参考にしてください。



登山口から最初に目指した3つのポコの位置からパノラマ撮影しました。正面のポコが950ポコ。登る時は、これを左から巻いて進みます(青線)。画像右が登山口方向です。画像の左側にある大きな木の切り株が目印になるでしょうか。



12:52 登山口に無事到着しました。見れば頂上は風が強くなり雲もかかりだしました。良き山行でした。




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