イルムケップ山への縦走です




↑無名山頂上は標識こそアレそれ以外は何もないノッペリした山でした。ここでアクシデント発生です。左太ももがつり出しました。おまけに股関節も少々痛いのです。これまで10分の大休止は1度しています。得意のダマシダマシ作戦を決行する前に適当な場所を…と思ってもなかなか頂上付近にはありませんでした。なのでイルムケップへ向う途中で探すことにしました。
 無名山からの縦走ルートはマズ南正面にある736mポコを目指します




↑その手前で休憩場所が見つかり10分休んで縦走を再開しました。ココからはモビルの跡がクッキリ残っていました。





↑736ポコ手前には雪庇が東方向に背びれのように発達していました。↑次の目標826mポコではピーク付近がなだらかなので地図上で考えたショートカットルートを探しながら進みました(国土地理院簡易地形図の緑の線)。



↑イルムケップ山がはっきり見えましたが上空の雲は高曇りのままです。画像中央部分から左方向へ進んでいます








↑826ポコを越えると芦別市方向から登るルートもあり合体した上でイルムケップとの間にあるコルを目指します。↑途中にはこんな木に積った大きな雪の塊がそこココにありました






↑11:05にイルムケップ山到着です。頂上には標識がありません。唯一、スキーのソバに見える三角点があるだけでした。西からの強風が吹きつける地帯なのか、それとも南斜面なので太陽光が当りやすく雪が溶けただけなのかはわかりませんが、笹が見えています。夏なら刈払わないと笹でボウボウになるでしょう



↑芦別市方向を左右に分けてパノラマにしてみました



↑降りる方向をパノラマ撮影しました




↑イルムケップ山から下りてコルの最低点で進行方向をパノラマ撮影しました左奥に見える林で、頭を下げている木の位置からショートカットしました。




↑無名山の手前ではこんな風景です。(ココまで帰ってきたなぁ…沖里河山の看板で大休止しよう。看板が風除けになってくれるはず)と考えていたので休憩は挟みません。左太ももは攣ったり戻ったりを繰り返していますが、急がなければダマシダマシ作戦は続きそうです。↑無名山を途中760mくらいから巻いてショートカットするとこの景色です。沖里河山へ続く尾根です。ここで間違っては偉いこと!と地形図をまめに出して確認しながら進みました。尾根は思ったより太く、なだからです。これならモービルが登ってくるのも頷けました。進行方向は赤線です。赤矢印が沖里河山





↑赤線が折れ曲がった位置の手前ににさしかかりました。



↑折れ曲がった位置からは尾根が真っ直ぐ伸びています。直滑降です(クトーを装着しているのでそんなにスピードは出ません)。↑沖里河山は右から巻いてショートカットしました。ルート赤線の端くらいから右に巻きます





↑楽しみにしていた大休止!あるはずの看板が見えません!・・・よく見れば赤矢印のしたあたりに看板の杭が見えました。どうやら雪に埋まっているようです(笑)掘り出して休むわけにもいかず辺りを見ても風除けになりそうな大木が見つかりません。





↑休憩を諦めて先で場所を探すことにしました。ココからは観光用道路を下ればいいだけです。シールを外して楽勝に下れるはずが・・・またもやアクシデントです。観光用道路が発見できません。どうやらこれも雪ノ下のご様子…しかたありません、沖里河山を半周する形で進み、頂上から続く尾根には雪庇が大きく張り出していますが尾根を進むことにしました。そして↑部分に乗りあがれそうな場所を発見して乗りあがりました。コレが正解でシールを外して休むにはもってこいの場所がみつかり早速、大休止を20分取りました。そしてシールを外し、スキー下山OK!状態にして下山開始です。




↑300mほど進むとほどなく観光道路もみつかりドンドン下山できます。10mくらいの幅で木が切り開かれているのでソレだとすぐに分かるでしょう




↑大誤算はこの日の気温でした。標高600m付近で気温が0度になり雪面がシャ−ベット状態になってしまいスキーが滑らなくなってしまいました。しかたなし両ストックで漕ぎ、スケート走行でスピードをつけ、それはそれは苦労して登山口に着きました。↑登山口到着は13:44。やはりスキー下山は早いです。途中2度ほど吹き溜まりに突っ込み転びましたが、怪我もなくクリアでき技術は上がったようです。総時間約8時間!今年最長の登山になりました。


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