後旭岳 (2216m)
後旭は登山道がありません。なので残雪期か冬の時期に登るしか手がありません。縦走路から夏に登ることが可能でも、辺りは自然公園なので人が踏み入ってはいけない地帯なのです。旭岳と後旭との間にあるコルへスキーで下り降りてコルにスキーをデポし壺で登りました。旭岳頂上からは5分もかからず滑り降りれます。問題は天気です。風が強くて天候が急変しそうな時は旭岳から引き返しましょう。挑戦した5月16日は朝から曇りでした。天気予報では午後から晴れる予定ですが、山の天気のことです。天気予報を半信半疑で登りました。結果的には天気予報通り午後からは日差しの強い山行になり日焼け止めを用意しながら塗布を忘れた顔面はする剥けです
登山口までのアプローチは5月10日の旭岳を参考にしてください
地図は下。青線が登ったルート、紫が下山に使ったルートです
単身先を5時出発で登山口には6時に到着。↑途中で見えた山々は大雪山系・十勝連峰のどれもハッキリ見える天候です。6:14に出発しました
↑ロープーウェイ駅 ↑車を停めた駐車場方向です ↑進行方向
駐車場を出て登り始めるとコースが2方向に分かれます。進行方向は右です。左はロープウェイに沿って登る道へ進みますので気を付けて下さい
詳しくは09年5月10日に登った旭岳を参考にしてください。
↑斜面に2筋のシリセード跡が残っていました(笑) ↑進行方向左に見える旭岳 ↑登る急坂です
↑急坂画像で示した青線の先で見える光景です ↑ようやく旭岳が見えました7:48 ↑石室到着は8:05でした。前回より15分遅れです
↑先行者が2人いて石室内で休んでいました。ココの標高は1665m。登り出しが1100mなので565mの標高差をクリアしました。10分ほど休んで登り出しました。
↑画像右端に見えるニセ金庫岩。頂上付近にあり9合目を過ぎると見える岩です。ここから登る進路は左に90度変わります。パノラマ画像なので感覚は変わりますが、概ね青線の通りに進行します。赤矢印が後旭岳です。
↑前回様子(5月10日) ↑今回の様子(5月16日)
今年は随分雪が残っていることが良く分かります。
↑左下に見えるのがニセ金庫岩。登ってきた南方向を撮影しました。中央に見えるヒトキワ高い山がトムラウシです。右端に見えるのはオプタテシケ山。どれも夏期に登っていますが、今見ると別の山に見えてしまいます。それほど今時期でも厳しい環境です。
↑頂上には10:30に到着。どんどん雲がなくなって晴れてきました(北方向を撮影)。 ↑南方向です
←西方向の火口です。青線が登ったルート。ここで私、肝心の東方向を写すことを忘れました。
↑頂上から滑り降りて、途中からは直滑降、後旭岳と旭岳の間にあるコルを通り過ぎ後旭岳側にスキーをデポしてツボ足で登りました・
↑南側をパノラマ撮影しました。左端が後旭岳、右端が旭岳です。右下にスキーが見えます
↑後旭岳の頂上は何もないノッペリとした凸です。GPSを持っていても強風下では、ここでホワイトアウトはしたくないですねぇ…
↑東方向 ↑南方向 ↑北方向
↑やはり2000mを越える頂上なので西風があります。なので少し東方向の山陰に下りて窪地を作り今日のマッタリスペースとしまいた。
↑縦走路方向に人影を発見! ↑旭岳をバックに記念撮影です
↑帰りは旭岳を登り返して(青線)旭岳の東斜面を降りる予定です ↑東に見えるお鉢(荒井岳方向)です
↑パノラマにするとこんな具合です旭岳の向こう側へ滑り降ります。12:00に後旭岳の頂上をあとにしました
↑12:33旭岳から滑り降りる地点に到着。ここから滑り降りる斜面は…
↑こんな感じです。中央にあるスキー跡をトレースします
↑大斜面があり、ここを滑り降りながら左へ方向を取ります
↑こんなに大きな斜面を滑ったのは初めてでした。まだまだ続く斜面に大感激です
↑左の雪渓が切れたのでもう少し降りた部分に幅の小さい岩帯が見えますので、そこをスキーを外して渡ります
↑岩帯を渡ってしまってから気が付いたことがあります。実は赤矢印部分の方が渡る幅が少なかったのです。岩帯の幅が大きくて視界に入りませんでした。
↑姿見の駅が見え始めます(赤矢印)
↑噴煙も見え出して火口付近に来ていることを実感できました
↑硫黄臭があり、噴煙の付近は黄色に変色していました ↑駐車場には13:30に到着しました
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