パート2です



夏道を永山岳に向って登っていると左手の北方向にニセイカウシュッペ山が見えました。平地が眼下になり高度感が増してきます。徐々に周りが大きな岩場斜面になり「山登り」の臨場感も増してきました。



この画像は頂上直下の登りです。小高くなった岩の陰に頂上標識があります

8:55 頂上に着きました。周りに高いものがなく、カメラを下にあるベンチにセットしたので見上げるアングルとなりました



東側に愛別岳(左)と、これから向う安足間岳への分岐点が聳えていました。画面右から回りこむように登山道は続いています。



5分休んで周りを堪能したら出発です。


画像左上に斜めに伸びる夏道がウッスラ見えます。中央左に見える安足間岳、中央奥右にあるのは旭岳です。



愛別岳に続く尾根道は見えますが、そこへ降りる地点は見えません。切り立った崖と張り出した岩でこの位置からではよく確認できないのです。登山道は、この崖沿いに伸びています。進行方向を写しました


かすかに分岐標識が見えました。比布岳に続く分地点でしょう。そこから右に進むと安足間岳のはずです


進むにつれて愛別岳に続く尾根道が迫力を増してきました。今回目指すのは北鎮岳だので愛別岳に寄り道はしません。下山の時に時間があれば行くつもりです。どれくらい時間がかかるか分かりませんし、疲れ方も分からないためです。なんといっても激務で先週山行を諦めた経緯がありますからね、体力の落ち方が心配です。



30分で分岐に到着しました。安足間岳との間をパノラマ撮影しました


登ってきた道を振り返ります。


進む方向を写しました。比布岳と目標の北鎮岳、その右奥に…トムラウシの双耳峰が見えます。
画像には写っていませんが、画像左下へ降りて行きます。この部分は要注意でした。裏側が右に落ちていて雪渓が片斜面になっています。夏道が雪渓で隠れていて、その雪渓を攻略するのに慎重をきしました。



20分進むと愛別岳への分岐点らしき場所に到着しました。右端に見えるのが比布岳標識です。愛別岳には、ここから左下へ戻るような形で降りて行くのですが、とてもズルズルです。アイゼンを着けていても足場ごと滑り落ちそうなので下る場合は相当慎重に降りないと危険でした。安足間分岐からは雪渓の連続。しかし、すでに10時近くなので日差しが高く、気温も4度と暑いくらい。アイゼンを付けるほど雪は硬くありません。壺で上り続けています。振り返ると…

分岐からの核心部分が見えました。紫のルートに踏み跡があるのですが、角度が見ての通りきつくて滑り落ちそうなので、慎重を期して青線のとおり一度登り返し、踏み跡に戻りました。記憶を振り返ると、村雨の滝攻略に次いでこの部分が緊張した部分ですね。



永山岳から50分で比布岳に到着しました。西方向を撮影。      南方向を撮影



北方向を撮影                                東方向です


登ってきた方向を写しました



進む方向は、順調に夏道が出ています。所々、雪渓が残っているおかげで夏道をショートカットできるため楽チンです



↑(左)
道順が見えたこと、そしてスノーシューがこの先役に立ちそうもないことが分かりストックとシューをデポすることにしました。実は、ここまで4時間半、ペースを上げたつもりはないのですがバテ気味でした。新雪のように埋まる部分でしか役に立たないシューは、苦行難行の元にしかなりませんから。↑(右)比布岳から前方に見えるの鋸岳の間にあるコルに下ります。まだまだ大きな雪渓が残っていました。

これまで頼りにしていた指導標もしっかり立っています




見晴らしが良いので迷うことはありません。北鎮頂上への到着は…12時までに着けばいいや、と実に大雑把です(笑)。何故なら今の時期は夕方7時ころまで明るいので時間タップリあるからです。問題は体力ですね。

ひょっとしてこのギザギザの上を通るの?と不安になりましたが、地図で確認すると右脇を通っているようだったので「ホッ」としました



このガレ場を進むとコルの雪渓です



雪渓の淵はグズグズ。鋸岳のギザギザが迫力で迫ります



鋸岳の取り付きに来ました。這い松帯を一部抜ける部分があったりと登山道らしい風景でした。



ようやく北鎮の頂上が拝めました。登山道は真っ直ぐ伸び、途中から斜め右上へトラバースしているのが目視できました。


鋸岳を過ぎると途中で何か建物でも建てたような跡が残っていました(画像左部分)



登ってきた方向を写しました。ウッスラ夏道が写っています。     トラバース部分を進んでいます。右上に見えるのが頂上です



雪渓を渡りきったところで後方をパノラマ撮影しました。左から比布岳、チョット下に鋸岳、その奥に愛別岳です。夏道がハッキリ写っていますね



前方に黒岳方向(左)からの道と合流しました。右上に続く道が頂上への道です




11:10 無事頂上に到着。画像は左上から北、東、左下から西、南東方向を写したものです



真南にある通称「お鉢」です黒岳からはこちらからも行けます。右端に中岳、旭岳、中央にトムラウシが見て取れます


自分も写ろうとセルフ10秒でセットしたところなかなか上手くいきません(笑)そうこうしている内に4枚目を撮影中、急に「こ・に・ち・わ」と妙な大声が…


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