大雪山系御鉢平巡り (一日目)

層雲峡→黒岳(1984m)→石室分岐→御鉢平展望台(2020m)→中岳(2113m)→中岳分岐→間宮岳標識→間宮岳分岐(2185m)→荒井岳(2183m)→松田岳(2136m)→北海岳(2149m)→白雲分岐→白雲避難小屋テントサイト

 
ようやく年頭初目標の山行を一つこなせました。
1/25000地形図は「層雲峡」その南側は「白雲岳」です



↑主な区間の所要時間です。
←地形図の主な地点です


























アプローチ


旭川から層雲峡ロープーウェイ駅までは高規格道路(無料)を使えば車で1時間20分ほどです。↓ロープーウェイ駅(左画像)の裏にある駐車場は日帰り登山用なので注意してください。山中泊登山の場合は川を挟んだ向かいに有ります(右画像)。前の日、台風崩れの低気圧が通過したとは思えない青空が覗いていました。いい天気になりそうな予感がしました。(中画像)

ロープーウェイとリフトの運行時間は季節で違います。料金も片道・往復違いますのでりんゆう観光のHPを見てからチャレンジして下さい



層雲峡での駐車場の位置図を下に示します






切符売り場の左横に自動券売機がありますが、往復切符用なので日帰り以外は券売機を使わないで下さい(左画像)。山で宿泊する方は窓口で片道を購入しないと…私のように次の日に下山したら「この切符使えません」とアンちゃんに言われて上司と交渉しなければいけなくなりますよん。6時発の始発に乗りました。6時10分に黒岳駅に到着しました(中)。そこから5分ほど歩くとリフト乗り場に着きます(右)




リフトで20分ほど揺られるとリフト降り場のすぐそばに7合目登山口がある休憩所(お菓子も売っています)に着きます(右)。ここで入山届に記入します。



↑休憩所から麓方向にあるニセイカウシュッペが綺麗に見えました。6:41 登山開始です。



↑7合目からすぐ急登が始まります。↑どんどん霧が取れて下界が見えだしました



↑どんどん画像右の北見方向に朝焼けが広がります。実に良い朝です








↑始発で7合目まで登った人は20人ほどでした。最後尾から追いかけるように登りましたが、装備が今回はテント泊用なので約15キロと重いためスローペースを決め込みました。頂上まで階段が続き登りやすいことこの上ありません。10m進んでは折り返すジグザグ道が続きます。それでも前の人に追い付いてしまいます。譲られてしまうので仕方なし追い抜きました(笑)。7:21 手を広げたような「まねき岩」が見えてきまて(左)すぐに8合目到着です(中)。途中のナナカマドは実が真っ赤でした。葉はまだ黄色にもなっていません。でもすぐでしょう…。



まねき岩が大きく見える頃、9合目に到着し(左)、登山開始から丁度1時間で頂上でした(南西の石室方向)。



↑北東方向(左)と北西方向(中)南東方向(右)です



↑昨年春に登った時には、霧で全く見えなかった景色が今、眼前にありました。感動です。黒岳から石室へ向かう登山道がクッキリ見えます。画像右の凌雲岳や北鎮の手前に見える丘を越えれば石室が見えるはずです



↑振り返ればこの景色。画像中央部分から登って来たのですが…こんな綺麗な青は久しぶりです。遥か天塩岳まで見通せるのです。一日目は天気が良さそうなので石室からは反時計回りで工程の長い北鎮方向へ進む予定です。黒岳は一度来た場所、先を急いで石室へ向かいました。



↑少し緊張気味に黒岳からの下りを進み、道が平坦になったころ画像で見える部分に到着します。画像で見える頂は右から凌雲岳、北鎮岳、中岳、間宮岳、松田岳、北海岳、白雲岳です。この先に歩を進めたところ…



↑急な崖の下に石室が見えました(画像中央)。登山道は石室の左に見えます。分岐らしい標識が見えました。
↓石室には売店がありました(左)             ↓分岐から見た石室です。奥にバイオトイレがあります
石室に宿泊できますし、テント泊は石室の左奥に用意されています。テントの場合でも協力金と称して何百円は納めなければいけないので小銭は必要です。






石室からは真っすぐ西を目指します。          ↑簡単なルーツ図もありました。



↑30aほどのクマゲラが岩の虫を突いていました。そばで見ると結構デッカイ印象です。↑チングルマの群生です。薄ピンク色がコンデジでは無理でした。石室までの登山道はロープがキッチリ張られているのでホワイトアウトの状態でも安心です。



↑登山道右側には凌雲岳と北鎮岳が鎮座します



↑振り返れば桂月岳や黒岳、赤岳が…綺麗だ



↑北鎮岳と赤く染まったウラシマツツジです…



↑登山道の右にあるのは北鎮岳。正面に見える丘を越えると御鉢平が見えるはずです。左にある谷を流れる川を渡るのは明日です。



↑丘の麓で後ろを振り返りました。左から凌雲岳、桂月岳、黒岳…その向こうに青くなっているのはニセイカウシュッペです



↑丘を越えるとすぐに御鉢平展望台でした。着いたのは8:42。黒岳7合目から2時間です。ザックは重いはずなのに、腰で担ぐのに慣れたのかあまりザックの重さを感じません。実に順調な進みでした



↑御鉢平の内側に雪渓はありません。残っている雪渓は間宮岳側の崖に少しでした。その部分は真冬に20bもの大きな雪庇ができる地点です。冬の厳しさを垣間見る思いでした。



↑展望台から進路を右に90度変えて今度は北鎮岳方向を目指します。



↑北鎮岳分岐への取りつきです。画像の左側を進みます。雪渓の左側を通り丘状の部分に登れば分岐です



↑北鎮分岐です。進行方向の西向きで撮影しました。分岐から20分ほどで北鎮の頂上に立てますが、一度登ったところなので今日はやめにしました。時間に余裕がある時にチャレンジしましょう…。



↑分岐から来た道を振り返りました。画像で左から北鎮、凌雲、桂月、黒岳の順です。黒岳は思ったより角ばった頂上ですよねぇ



↑分岐標識と北鎮への登山道             ↑分岐標識と中岳方向(高い頂は熊ヶ岳2210m、その奥に隠れて今は見えませんが旭岳があるはずです)



↑中岳手前では、北鎮岳の後ろに控える(右から)比布岳、安足間岳、永山岳が見えました。




↑登山道途中に奇岩がありました。どうやら雨風で浸食されたものらしいです



↑9:24 中岳に到着しました。御鉢方向(右)と北鎮方向(中)進行方向の南です



↑御鉢の向こう側で真ん中に見える頂は白雲岳です



↑一カ所だけ、遠目にも紅葉している部分が御鉢内にありました。↑画像の左です。
御鉢の淵を歩いていますが、風がないので怖さはありませんね。



↑どんどん進みます。今度の目標は、右折すると中岳温泉や据合平、当麻乗越へ向かう中岳分岐です



↑9:38 中岳分岐に到着しました。画像中央が進行方向、ロープが見える右方向が中岳温泉方向です



↑一部分、雨裂がひどく1mほどの高さで削れていました(左)。10:02 間宮岳の標識に到着です。御鉢方向(中)と反対方向の右から熊ヶ岳、旭岳です。間宮岳の標識はあるのですが、どうもこの位置が間宮岳に思えません。地図上も分岐点が間宮岳の最高地点になっているようです。どうしてここに標識があるのか不明です。



↑肉眼で見た分岐方向は…やはり高いです。↑歩いてきた方向は平らな道が続いていました。
                  


↑標識から12分で間宮分岐に到着です。旭岳方向から登って来ている若いアベックに出会いました。少し羨ましい気がしました。若いことになのか…仲が良いことになのか…多分アベックだったからでしょう(笑)

               パート2へ続きます            登山道トップへ戻ります




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