パート3です

8:18 菅野温泉コースとの合流点に到着しました。



↑鉄枠で作られた標識には、菅野温泉の標識が抜け落ちていました。
菅野温泉コースは2011年8月現在、登山口に続く林道が土砂崩れで車の通行ができない状態。コースも荒れて、廃道寸前の模様です。




↑合流地点を過ぎて這い松が途切れた広場で休憩していると…。  ↑2人の男性が登ってくるのが見えました。かなり速いペースで登ってきます。
                                      パスしてユックリ一人で登ることにしました。なにせこっちは3週間ぶりの登山です。
                                          体力が落ちているので、争うようには登りたくありませんでした。 



↑次の目標は1696mのポコです。中央の頂が糠平富士、その左横が1696mポコです。




↑すでに紅葉が始まっていました。                   ↑まだ這い松はありますが、背丈は低いです。それほど障害には、なりません。




↑頂を見ると急に暗くなりだしたので「あれ?」と思っていると、案の定、雲が発生していました。山の水分が太陽に温められて上空で雲になります。
山の天気は変わりやすいです。でもこの程度では、積乱雲に発達することはありません。湿った南風も吹いていないからです。



↑8:49 ポコを越えました。ようやく這い松と笹を漕ぐ作業が、当分なくなります。



↑なだらかな尾根を渡ります。




↑尾根沿いには、ブルーベリーが豊作でした。



↑先行する帯広からの若者(20代前半)2人が、一定のペースで上り続けていました。話し声も聞こえ、息が乱れていないので「手練の山屋だ」と分かりました。



↑9:14 糠平富士に到着しました。                   ↑ニペソツ山が近くに見えました。




↑進行方向には、別の標識があり、ここからのニペソツ山は絵になりました。↑画像左の這い松切れ目方向が縦走路です。



↑ここからの岩峰歩きが一番の醍醐味です。              ↑芦別岳の旧道「キレット」にも負けないナイフリッジでした。





↑岩峰帯の動画です





↑問題はこの先にある、落差100mのコルです。             ↑コルらしきものが見え始めました。



↑コルの手前で撮影しました。「え!」こんなに下がるの?と腰が引けました。↑下がるのはいいのです。このコルの最下点からの登りがきついです。



↑コルの最下部で後を振り返りました。                  ↑コルから登り切っても、縦走路の上り下りは終わりません。




↑左右が切れ落ちた崖なので、上の画像のような広場に来ると「ほっ」と気が抜けます。




↑10:00ジャスト ウペペサンケ山の最高点に到着しました。



↑本峰の動画です



↑まだまだ…道は続いています。1時間おきの休憩を挟んでいますが、このころ多少の疲れを足に覚えてきました。



↑10:19 ようやく最終目標の西峰に着きました。かなり腹が減っていました。




↑西方向の眺めです。



↑登ってきた方向を撮影しました。



↑北にあるニペソツは、手を伸ばせば届きそうな位置です。登っている人まで見えそうな気がしました。




↑西峰標識の先に、三角点の標識がありましたので、そこで昼食を取りました。午前5時に食事をして以来、ソーセージを半分口にしただけです。
残り半分のソーセージを入れたマルチャンの味噌ラーメン。味は格別でした。持参した飲み水は、2・5L。別に0・5Lをペットボトルに入れて、ラーメンの炊事用に持参したのは正解でした。登山口で飲み水が丁度無くなったからでした。11時まで40分、寝そべってユックリ休憩しました。



↑出発時の足取りは疲労が多少抜けて足取りは軽かったです。    ↑本峰まで、約20分です。




↑行きより3分早い、16分で本峰に到着。                 ↑いよいよ下山の第一難関、急落のコルが待ち受けます。





↑コルの最低点から、見上げる崖の厳しさが目立ちます。       ↑何とか崖を登りきるとこの景色です。後続者が向ってきていました。



↑両側の切れた立ち方が素敵な眺めです。



↑西峰から糠平富士までの約2`を50分で通過しました。このハイペースが後で体調に影響することになりました。
糠平富士で団体さんが休憩していたので、糠平富士を過ぎた斜面の岩場で休憩を取りました。かなり疲れていることが、自分で感じられました。
3週間ぶりの登山は、この後半の体力に問題が出てしまいます。単なる練習不足ですがね…。




↑この辺りの這い松地帯で左足に3カ所負傷です。どうやら疲れて足元への注意が散漫になったのでしょうか?
もちろん足元が見えないので、注意を払いながら下っているのですが、上る時と違い、這い松の枝向きが足に刺さる角度に変化していることがわかりました。



↑糠平温泉コースとの合流点には、1時間45分で到着です。下山ですから登りより確かに早い。問題はこの先にある笹薮&這い松急斜面でした。




↑なんとかコルを登り返して、1399mポコ手前に到着したのが13:36でした。



↑「命の水」に到着したのが、14:43。画像右の道を下ってきました。ストックのある部分の左側に苔下から流れ出しているのが命の水です。
かなりの水量でした。



↑登山道に到着したのは15:00。行動時間は9時間。実動は、休憩の合計時間が1時間30分ありましたから、7時間半程度でしょう。
3週間ぶりの登山としては、上々のペ−スでした。何より、岩峰帯を歩けたことが収穫でした。気持ちよかったです。


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