十勝連峰 三段山(1748m)

1/25000地形図は「白金温泉」です
地形に名前がついているので、しょうこりもなく三段山クラブさんから地名図をお借りしました



線は、今回登ったと思われるルートです。頂上付近や2段目当りは線のルートかもしれません。私の頭脳GPSは、不調です(笑)

アプローチ

旭川市永山の単身先から、登山口の白銀荘までは約1時間半です。永山からは、東旭川町日の出を経由して神楽町に抜け、東神楽橋を渡ったら200mほど進んで左折し、次に右折、東神楽さわやか館前を通って旭川空港の前に抜ける裏道を真っ直ぐ進みます。どこまでも道路なりに進むと西神楽で国道237号へループを描きながら出るのです。国道との交差点は右折です。国道237号を上富良野町まで進み、富良野ポップスアートホテルの看板付近で道道581号と交差するので、ここを左折します。この道路を直進すると、途中から道道291号に変わります。あとは、道なりに白銀荘を目指してください。




白銀荘の入り口は、ご覧の通りです。画像中央部にある看板のところを右折すると白銀荘駐車場に続きます。看板の上に見える大きな2本の木の陰に白銀荘があります。木の左横に見える湯気は、露天風呂の位置です。中央右に1番高く見える頂は、前十勝岳です。




↑10:47 登山口を出発しました。                      ↑この時間帯、スキー跡はクッキリなので、迷うことはありません。




↑1段目は、ご覧の通り、シュプールの嵐です。頂上付近はどうでしょう?



↑2段目の手前に着きました。画像中央部分が2段目です。夏道はここを目指しますが、冬は手前から右にそれて、2段目脇を直進するようにルートを取ります。その方が、傾斜が緩く、登り易いようです。しかし、雪が少ない年末は、状態によってクラストがキツイくなる斜面なので、クトー(スキーアイゼン)は必需品かもしれません。太陽の部分から右に方向を変えます。




↑右の木を過ぎた辺りから、方向を右にとりました。




↑画像右に見える通称「涙壁」を眺めながら、2段目の上に出る部分です。踏み跡の先に見えるのは、1522ピークです。



↑2段目の上に出ると景色が一望できました。これまで吹雪ばかりで見たことがなかった景色です。画像中央部分が頂上です。踏み跡は3方向にありますが、中央部分を使用しました。



↑3段目をズームアップしました。かなりの人数が斜面に取り付いています。しかし、3段目以降の斜面にシュプール跡が確認できません。楽しみです。



↑2段目から下界を眺めた景色です。ここからでも、充分楽しめる斜面ですね。





↑画像左に見える前十勝岳、そこから続く尾根の右方向に十勝岳が見えました。画像の中央部分です。


↑踏み跡方向に見える三段目を目指します。画像右に見える1522ピークが眩しく見えます…あ、太陽でした。





↑十勝岳を左手に従えて、ドンドン登っていると少々バテてきました。時刻は12:12。そろそろ小休止と思いましたが、止まる気になれません。
私は、どうやら殿(しんがり)を務めているようなのですね。このまま行くと頂上は2時の予定です。冬の行動時間は長くありません。今でもギリギリの時間帯です。3段目が終わり、先が見えるまで、水分補給は飴で、エネルギーはチョコを舐めることで済ますことにしました。



↑12:19  3段目を越えた部分で先行者に追いつくことができました。目視で頂上まで、あと小1時間で着けそうと踏み、大休止をとることにしました。
オニギリ1個と紅茶、それとアクエリアスを少々です。冬場は水分補給を取りすぎると、汗が出すぎて冷えますし、疲れてしょうがないので程ほどにします。左側にシュプールが見えます。ここが通称「廊下」と呼ばれる部分です。



↑休憩中に4段目をアップしました。




↑休憩しているとスキーヤーが私めがけて斜滑降で滑ってきました。(???)と思っていると「いやぁ〜下が硬くて滑りづらいわぁ」と一声。



↑今度は向きを変えて、また斜滑降です(笑)実に勿体ない。こんな最上の雪質で滑りづらいなどと…。



↑ラッセル跡が深く、ストックの長さを短くしようと思うほどでした。それほど雪の深さがあるのです。楽しみです。



↑最後の登りです。角度は30度強でした。




↑上のパノラマ画像の右続きが下のパノラマ画像です。進む方向が上で、今来た道が下になります。どちらも中央部分に道があります。
下のパノラマ画像で雲のある部分が富良野岳なのですが、雪雲です。こちらに向って流れて来るので、1時間もしないうちに吹雪になること請け合いです。下山を早めにしないといけません。頂上はすぐそこ…。



↑人がいる部分が頂上です。


↑13:12 頂上に到着しました。大休止をしている時に、抜いた親子に、また抜き返されたので私はまた殿(しんがり)です。シールを外して、下山の用意をしている内に、誰もい無くなりました(泣)。




↑下山方向のパノラマとパノラマ合成する前の写真を並べてみました。動いている人は、合成すると消えてしまうのですねぇ…。



↑3段目を滑り終えて、前十勝岳方向を撮影すると、既に雪雲が被ってきていました。




↑下山方向は、まだまだ青空です。問題は、私の体力。ここまで両太腿が3回ずつ吊っていました。休み休み滑りました。
登山口に着いたのが14時前。明日の筋肉痛が楽しみです。


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