富良野岳(
1911.9m)ジャイアント尾根コース
アプローチ
三段山 (2010年3月24日)を参考にしてください。
↑6:14 少し寝坊して、十勝連峰を目指す途中で出迎えた大雪山系。↑上富良野町市街を通り過ぎ、登山道近くで出迎えた富良野岳です
↑上ホロカメットク山もスッキリ見えました。
↑今回、新しく登れた部分をピンク線でマップに加えました。
↑バーデンかみふらの付近の駐車位置から200mほど道道を下り降りて、ヌッカクシ川を渡渉する砂防ダム手前の位置から目標を撮影しました。
コノ位置から富良野岳頂上は、見えません。ジャイアント尾根も手前の尾根に隠れています。見えているのが、目指す大岩(ホコ岩)です。この大岩の先に、富良野岳頂上があるのです。冬山ガイドにある「この先は、アイゼン、ピッケルの世界」と評した景色を見たかったのですね。
あわよくば?などという考えもあります(笑)。
↑この3週間、このルートばかりを攻めています。 ↑最初の登りも覚えてしまいました。
↑途中、木の上に積っていた雪の塊が、そここで落ちていました。 ↑8:07 向かいの尾根に移る曲がった木の枝の位置に来ました。
まるで爆弾です。上を注意しながら歩かねばなりません。
↑前回は、一時の晴れ間でしたが、今回は、一日を約束された「晴れ」です。気分上々!
↑いつのも休憩位置につきました。三段山もスッキリです。進行方向は、画像右です
↑その進行方向を写しました。
↑9:11 さすがにコノ時期、もう雪面はガリガリです。スノーシューの跡が見える部分に粉雪があります。これが厄介でした。登山口からは
気温が高く、雪がザクザク状態。シールに溶けた水分が染み込んでいるのです。その状態で粉雪の上を登ると…
シールに貼りつき、ダンゴになるのです。スキーを雪面に「バンバン」と踏みつけたり、スキー同士を重ねるなど、ダンゴを取りながらの登行です。
↑それでも、私の周りはコノ景色です。申し分ない青空に、気分は上々でした。
↑後ろを振り返ればコノ景色です。
↑9:14 2回目の休憩を取りました。ダンゴになった雪がシールに見えます。↑いくつもの動物達が跡を残します。
↑手前に見える丘を越えれば、前回の最高到達点が見えます。その先が、未知の世界です。富良野岳は、どのように見えるのか楽しみです。
↑左(東)に見える十勝岳らが登るにつれ、その高さを低くします。そこで、ふと気が付きました。大岩の下にシュプールがあるのです。
↑シュプールのある斜面角度は、ほぼ40度くらい。私でも滑れる角度ですが、雪質と、滑り出しの進入部分がハッキリしません。
昨日と今日の天候状態に変化はないので、進入部分さえ分れば可能性は充分あります。胸がときめきました。
↑左上)10:08 丘を乗り越え、最後の急登手前で大休止。 ↑右上)この時、十勝岳方向に声がしました。よく見れば3人ほどを確認。
↑左下)10:14 最後の急登を登り始めました。前日の水分が凍りつき ↑右下)拡大写真です。絵になる構図です。このまま進むと私と合流します。
斜面は、キックステップしても爪先が僅かに刺さる程度です。
前日の踏み跡を利用させてもらいました。
↑壺で登っている前日の踏み跡が、ジグを切るほどキツイ傾斜でした。スキー跡が見えます。
↑10:38 かなりの急登で、息が上がります。
↑登りの苦しさを、一瞬忘れさせてくれるのがコノ景色です。パノラマ合成が上手く行かないので並列させて載せました。
↑最後のヒト登りは、這松帯の大ブッシュでした。これ、意外にキツイ登坂です。歩く部分が悪いと「ズボッ!」と埋まります。
春山で一番疲れる工程です。では、脇の雪部分を歩けばいいじゃないか?と思いますよね。一面が這い松なのです。何処を歩いても同じことです。
なるべく這い松を傷つけないよう、雪が多い部分を歩きました。
↑振り返るとコノ景色です。画像右に歩いた線が白く写っています。
↑10:49 やっと念願の富良野岳が見えました。感動で足元がおろそかになりそうでした。
↑拡大しました。
↑這い松ブッシュ帯は、どこまでも続きます。
↑10:59 ようやく、這い松が雪の下になり、歩きやすくなりました。でも、モナカ状態は、解消されません。
しかし、これくらいで、へこたれていては、笑われそうです。
↑下山時のシュプールがあった谷方向へ伸びるスキー跡を発見しました。これなら大丈夫そうだ、と判断し、先に進みました。
↑下から見た大岩(ホコ岩)は、画像右の岩です。画像右方向へ進むと富良野岳です。
↑右(西)側をパノラマ合成しました。
↑そのもっと右(西)側です。登ってきた方向になります。
↑ホコ岩の向こう側を通って、途中で見かけた集団が登ってきました。
↑富良野岳の勇姿です。とりあえず画像左に見える丘まで行こう、少しでも富良野岳の近くへ行こうと決めました。
少し長くなりました。続編を作りました。
パート2へ
登山道トップへ戻る