パート2です




↑11:19 丘に着くと、あらぬことか富良野岳方向から30代と思しき若者が、スキーをザックにくくりつけて、ピッケル片手に登ってきました。
よく聞けば、昨日、上ホロカメットク山近くの避難小屋に泊まり、きょうここで仲間と待ち合わせしているとのこと…
かの団体は、この人物の仲間でした。彼らは、この尾根を辿るのでしょうか?あまり詮索しても詮方ないこと。
記念撮影をお願いして、お礼を言って分かれました。
この先に踏み跡は、無いのです。何処を、どう登れば安全なのか、分らない私にとって、この先に踏み出す勇気はありません。
谷のシュプールを描くことに専念しました。



↑これはパノラマ合成ではありません。谷を滑り降り、途中で撮影しました。これほど谷が迫るところを滑るのは、初めての経験でした。
進入前に、積雪状態を確認です。




↑ある程度、下まで降りて、角度が緩くなった部分で撮影しました。気分がいいです。



↑下の様子は、これです。このまま滑り降りると、春先なので雪渓の具合が気になります。
途中で川になって高巻きするのも嫌ですから、個々から先は、画像左方向へ進むことにしました。その前に…昼食。
そしてもう一度、登り返して滑ることにしました。



↑角度がきついため、平らな部分をスコップで作ります。         ↑食事後、疲労回復を兼ねて寝転ぶとこの景色です。
テラスといいます。                                ここでもかなりの角度があります。滑った部分は45度くらいでしょうか?





↑登り返す位置をどの位置にするか…。                  ↑画像中央の木の位置に決めました。

滑り出し付近の積雪状態は、下がアイスバーン(蹴り込めば爪先が5pほど埋まる硬さです)、その上に5pほどの雪が積っている部分があります。
積雪量が多いと表層雪崩を起こす状態です。しかし、この2日間は積雪がなく、全層雪崩を起こす気温でもありません。
下の部分は、腐ってザクザク状態。登り返す際、迷ったのが、クランポン装着です。装着した方が、楽に登れることは分っているのですが、
ザックを置いて登るので、滑る時にクランポンを保護ケースに入れてジャケットの中に入れて滑ることにしました。
保護ケースといってもソフトなものです。転んだらクランポンのツアッケが身体に刺さります。転ばないよう、気合を入れて滑りました。



↑滑り出し位置でスキーを装着する時、あまりに角度がきついので、一度溝を掘って装着します。こうするとスキーが安定して履きやすいです。



↑2回目の滑走跡です。実に気持ちがいい!




↑ザックのデポ位置まで滑り、今度は、下山方向へ下ります。300mほどの大トラバースです。




↑ジャイアント尾根手前に滑り降りる絶好の場所を見つけて滑り降りました。この位置で既に雪はザクザク、水分が多すぎてスキーが滑りません。



↑日陰はモナカ、日差しがある場所はザクザクです。それを頭に入れて滑ります。登山口に着いたのが14時でした。



↑上富良野の国道237号沿いにある見晴台公園からは、十勝連峰が一望に見渡せました。↑富良野岳もジャイアント尾根もスッキリ見えました。

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