幌尻岳(2052.4m)→戸蔦別岳(1959m)  振内ルート(糠平川ルート)
 
アプローチ 

 旭川方面からは、登山口へ向うシャトルバス発着場の「とよぬか山荘(01457-3-3568)」を目指します。とよぬか山荘がある平取(びらとり)町へは、国道237号を使ってこの道順で行きます。千歳空港からは、苫小牧に向かい苫小牧から日高自動車道を使って日高富川ICで下りて国道237号に乗り換えニ風谷(にぶたに)ダム脇を通ってこの道順で行きます。旭川からは約3時間。千歳からは約2時間の所要時間です。
 国道237号から山荘へ向う分岐点を示す1/50000地形図「岩知志」をアップしました。
1/25000地形図は「幌尻岳」です。



ガイドの地形図がありましたのでアップします。



どちらもクリックすると大きい画像がアップできます。平取町のHPにコース概念図がありましたのでアップします。

 幌尻岳を登るには、大きく分けて3つのルートがあります。今回紹介する振内ルートと南側の新冠ルート、チロロ林道から北戸蔦別岳経由で戸蔦別岳を抜けて幌尻岳を目指すルートです。ちなみに100名山で有名な深田さんが登ったルートは、新冠ルート。十勝側の伏美岳避難小屋から伏美岳‐ピパイロ岳‐北戸蔦岳、または芽室避難小屋から芽室岳‐1793mコル‐北戸蔦岳を縦走するルートなどもあります。水が稜線では取れないので、水を稜線まで持ち上げる健脚者しか挑戦できないルートです。いつか私もと考えております。熊に出会う確立50%ですがね(笑)
 幌尻岳‐戸蔦別岳の周回ルートは、中戸蔦別から幌尻山荘へ下る斜面が急なため、下りに使う反時計回り方が一般的です。ガイドに従うなら2泊3日+予備日で計画するルート。しかし今回わたしは、1泊2日+予備日でこなす予定です。2011年からシャトルバス使用で入山規制が実施されているので、1泊2日でこなすには1日目に朝3時発のシャトルバスに乗るか、2日目に幌尻山荘を早く出て17時発の最終バスに間に合わせるかの2通りしかありません。わたしは、後者を選びました。前者だと体力的に持つか?時間がなくて慌てないか?が心配でした。どちらを選択しても、ガイド通りに幌尻山荘から周回コースを9時間でこなしていては、暗くなったり最終バスに乗り遅れます。最終バスに乗り遅れると…第1ゲートにある仮設ハウスで一夜を明かさなければいけないのです。または、幌尻山荘にもう1泊することになります。 ちなみに予備日の設定は必須です。

 では今回、旭川からのルートを説明します。



↑旭川から富良野まで国道237号は、1本道です。迷うことはありません。富良野で帯広方面へ向い、途中の山部(やまべ)を過ぎると帯広と日高に分岐する青い看板が出てきます。ここを右折して日高へ向います。右折すると日高40キロ、富良野市金山まで4キロの看板が出てきます。



↑途中でトマム地区へ分岐する地点が現れます。ココを直進し…   ↑占冠村にある道の駅「自然体感しむかっぷ」付近の交差点を左折します。交差点の奥が道の駅です。旭川から約1時間半の地点です。



↑金山峠を越えると日高町。ココを直進しますが、今回、休憩のため左折して↑道の駅「樹海ロード日高」に立ち寄り、朝食と雉撃ちをしました。


↑日高の交差点から10分ほどでこの看板が見えます。        ↑3分で竜門橋に出会い



↑次にこの看板が出てきます。                            ↑ニセウ・エコランドの看板が見えたらもう少し。



↑旭川から140キロの看板が左に出てきて、              ↑沙流(さる)川に架かる幌去橋を渡ると、登山口に向う分岐はスグそこです。



↑豊糠へ向う青い看板が出てきたら左折します。直進すると平取町振内地区です。↑道は道道638号に替わり道幅が狭くなります。



↑国道分岐から約15分で、とよぬか山荘に到着します。



↑とよぬか山荘は、旧豊糠小中学校を改築しただけに学校そのものです。しかし、トイレはウォシュレットですし、綺麗になっています。↑バスの時刻表と最終バスに乗り遅れた場合の対処方法が「登山される方へ」に掲げられていました。



↑山荘の入り口です。左側が受付です。11時発のバスに乗り込みました。↑入り口付近でチェックしている方が運転手さんです。



↑シャトルバスの乗車券です。幌尻山荘の宿泊代1500円を足して5000円を支払いました。何故か山荘の宿泊領収書は無しでした(笑)。税務署さん。要チェックです(笑)



↑第2ゲートで運転手さん自らが鍵を開け、また締めて走り出します。 ↑約45分で第1ゲートに到着しました。幌尻山荘への道は、画像の左方向です。



↑右の脇道から上がってきました。第1ゲートの駐車場方向を示す看板が画像中央にあります。↑10;57 幌尻林道をテクテク歩き出しました。



↑ザックが満載なので、ユックリペースで歩きます。



↑左岸沿いに林道が伸びています。                    ↑第1ゲートから23分で1.5キロを消化しました。あと90分で北電取水口です



↑37分で2.5キロ地点です。                         ↑糠平川の水位が低くて助かります。




↑林道は奥幌尻橋を渡り、右岸に移動します。              ↑(上)51分で3.5キロ地点。登りの林道は、堪えます。
                                          ↑(下)国定公園の看板がありました。



↑12時00分、看板を過ぎると、この橋が現れました。また、左岸に移ります。



↑左岸は日陰になっているので助かります。               ↑苔むした橋を渡ります。




↑川の流れが綺麗でした。                         ↑バスに乗り込んだときには、考えられないような晴天になりました。



↑川と林道の高さが同じくらいになり…                  ↑グレーチングのような網の橋が現れると取水口はスグそこです。



↑森林管理署の看板に自転車がありました。第2ゲートから、ここまでの距離は21キロ。頭が下がります。それも登りです。



↑左側の道を進みます。丁度4時間かかりました。          ↑取水口を作ったとき、大成建設の所長が建てた殉職者碑です。
                                            手を合わせました。



↑幌尻山荘まで4キロとあります。                     ↑川に出ますが、まだ渡渉はしません。右岸をへつります。

さあ!これから核心部分ですが、長くなりましたので…パート2へ移動してください。

                          パート2へ移動する          登山道トップへ戻る

           

inserted by FC2 system