三段山 (1748m)

地形図とルートは、今までご紹介してきた冬用のものなので割愛します。

↓吹上温泉入り口にある入山届けに記入し、登山口を出発したのは、9時10分くらいでした。



すでに多くのパーティが登っているので、スキー跡の本数は、シーズン最盛期の多さでした。




↑1段目手前に25分で到着しました。好いペースです。         1段目に上がると20度〜30度くらい右の西側へ舵を切りつつ進みます。



↑2段目へ向かう手前にあるモンスター群の手前では、いつも迫力に負けてしまいます。
どうか無事に登らせて下さいとお願いしてしまいます。

 

↑2段目はいつも通り直登せず、2段目脇である北西側を直進します。↑登りきると真っ白でした。踏み跡さえよく見えません。
何人もが頂上を諦めて滑り降りる中、「きょうは絶対登る!」と決意して登り続けました。



↑こんな時は、ユックリ進み、ホワイトアウトするときは立ち止まります。吹雪の息継ぐ瞬間を待つのです。↑登ってきた方向も、白いです。
先行していたパーティが、全員3段目で滑り降りた時には、心が折れそうになりました。
しかし、よく見ると1人だけ登り続けている単独行者を発見し、勇気が湧きました。
よし俺も!と思い、その単独行者を眺めると…進む方向が間違っているのです。
遥か先を、間違った方向に…声が届きません。



↑11時20分、3段目をクリアして廊下と呼ばれる場所に到着しました。
単独行者は、この画像の右側の尾根を進んでいます。本来はここから左30度方向にゆるくカーブを描いて進むのです。
ま、間違いに気づいたらこっちへ来るだろう…とわが道を進みました。
このあたりだけ、踏み跡がシッカリ付いているので、一からラッセルせず、体も気持ちも楽。



↑頂上へ続く尾根に出る手前では、何度か踏み跡を見失いましたが、進む方向が分かっているので自分を信じて進みます。



↑11時41分、尾根に出ました。風は想像していたより弱く、防風姿勢を取らなくても何とか進むことが可能でした。
200mばかり直進しました。



↑みごとな景色ではありませんか!
パチリと撮影して、そそくさと下山準備です。シールを外してザックに仕舞うのですがね。すべて手袋をつけての作業なので20分かかりました。



↑12時20分、2段目の手前で、ようやく雲が切れました。



↑12時40分、2段目脇で昼食の準備をします。
気温が低いためか、ガスの出が悪く、途中で火が消えてしまいました。生煮えですがインスタントラーメンだったので、我慢して食べました。
震えがくるほど冷え込んでいたのです。もう少し風の当たらない場所を選ぶべきでした。反省です。



↑1段目の上から撮影した画像です。中央部分に見える小屋が吹上温泉。50センチほどのパウダースノーを楽しんで滑り込みました。
最高の1日でした。

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