旭岳(2291m)
アプローチは、2009年5月10日の旭岳を参考にしてください。
登山ルートです↓
鉛筆で描いた線は夏道です。今回はスキー場のコースを登りました。
GPSは所持していないのでペイントで描いた線は想像です。ご了承ください。
↓ロープ-ウェイの駅前にある無料駐車場に車を停め、画像に見える駅舎右側にある舗装部分方向がコースの入り口です。
舎屋根の上に旭岳が、登っておいでと姿を現していました。コースのスタートは右画像です。コースは分かれているので注意が必要。青線が正解です。
(右画像は13日のもの)
↑スタートするとすぐに急な坂があります(坂の途中で悪戯書きを楽しみました)。
30分ほどで2つ目の急坂。そこを過ぎるとダラダラなゆるい坂に変化します。(右は13日の画像)
いつもなら気温が高く、シールに着く水分が気になるところでしたが、まだそれほど気温が上がっていないようでした。
↑8時36分、姿見駅へ向かう分かれ道に到着しました。パノラマ撮影は、露出を間違いました。
↑13日の画像はこれです。この分岐を右に折れて坂の取り付きで休憩しました。
↑19日は、分岐から避難小屋までの景色を撮影し忘れました。この画像は13日のものです。
↑振り返った画像がこれです(13日撮影)。急な部分を登りきると…
↑この景色が見れます。ここからショートカットをして石室の避難小屋へ向かいます。手前のシュカブラが厳しい環境を物語ります。
13日はこうでした。↓
↑地吹雪でシュカブラさえ見えません。とくに風が厳しい訳ではありませんでしたが、寒さがひどく2重手袋を通して指先に冷たさを感じさせるほどでした。
↑9時58分、石室に到着。暫くするとロープ-ウェイの第2陣が到着し、蟻のように大群が押し寄せました。みんな気持ちが急いているのでしょう。
わたしを追い越していきます。わたしはユックリ周りの景色を楽しみました。黄砂の影響が少ないせいか、雪は概ね白色でした。
これからが正念場なのです。ロープ-ウェイを使わず下から登った場合、これまでの疲れが太ももに来ます。楽した方たちと同じペースで登れません。
↑10時50分に7合目到着。上には、まだまだ沢山の人がいます。
↑11時30分、8合目に到着。ここから9合目までの間にある岩の影で、スキーを外すか判断をします。途中で雲が流れ、視界を悪くしました。
↑11時58分、9合目を過ぎた付近の状態です。ある程度の雪はありますが、雪の段差がスキーの前後にあるとクトーの食い込みを阻みました。
実はスキーを外すかの判断をしようとした岩陰でオジサンがいたのです。しばらく様子を見ていても場所を開けてくれません。
急斜面上でザックを下ろし、スキーを外してザックに括り付け、ブーツにクランポンを装着する。
考えただけでもスキーやザックを滑り落としてしまいそうなので諦めました。なのでこの斜面は、技術と根性で乗り越えるしか手がないのでした。
何とかクトーが効果を発揮する斜面を探し、ストックでも体重を移動できるルートを探せました。要は、3点指示の要領です。
右を見れば、トムラウシに向かうルートが鮮やかに見えました。
↑10分ほどで難所を切り抜け、金庫岩とニセ金庫岩の間に立ちました。画像はニセ金庫岩です。金庫岩は後ろ側になります。ここで昼食をとりました。
頂上到着は、12時52分。ラーメンを作ってマッタリしたので、昼食に少々時間がかかりましたかね。本来ならニセから20分の距離です。
↑南側にある後旭岳、白雲岳が綺麗でした。しかし、異変がありました。斜面に雪が無いのです。こんなことはこの6年で初めての現象です。
岩が所々見えてしまっていました。下山で使う北東斜面が、同じようでないことを祈りました。
↑13時9分、下山開始です。画像の中央部分にある尖がりから滑り降ります。ガリガリなバーンを小気味よく滑り降りました。
↑13時16分、一見して柔そうに見える斜面ですが、ガリガリです。雪の塊に見える物は、氷に近い雪なのです。スキーで滑っても削れません。
逆にスキーが取られ、転倒してしまいます。平らに見える部分を滑らないとスキー操作ができません。慎重さと太もものチカラが要求される下山でした。
↑こんな氷の斜面を滑るのは初めてでした。でもなんとか滑り降りることができました。斜滑降とキックターンの連続です(笑)。
↑駐車場に着いたのが14時10分。帰りに見かけたお山は、霞んで見えました。