カムイエクウチカシ山(1979.4m) 2014年8月1日ー3日
本来ならば、7月の海の日を交えた3連休に登るはずの山でした。
それが台風に伴う天候サイクルの変化で、3週間の延期を虐げられました。
ま、結果を見れば月を跨いでまで延期し、良い結果を得られたのですから、いまは溜飲を下げています。
コースタイム
1日目 札内ヒュッテ・またたび橋ゲート(駐車場)登山口出発(沢靴で出立) 11:15 → 七の沢出合到着 12:35
七の沢出合出発 12:45 → 八の沢出合 15:03 → テン場 15:18
2日目 テン場(沢靴) 4:14 → 三又 6:00 → Y字 6:28 → 三段の滝 6:55 → 八の沢カール慰霊碑 7:45 (登山靴に履替)
慰霊碑前出発 8:00 → 標高1700m広場着 8:40 → 頂上 9:40 出発 10:05 → カール着 11:00 (靴履替、出発) 11:20 → テン場 15:05
3日目 テン場出発 5:30 → 七の沢出合 7:30 → ゲート 8:10
テン場から頂上までの往復には、今回11時間かかりました。通常13時間をみるそうです。
4時に先発した団体さんは、14時間以上かかって18時半ころテン場に戻ってきました。
ルートの注意点
またたび橋付近の車止めゲートから七の沢出合までは、約6キロの道のりがあります。
あかしやトンネルを通過後(トンネル内は暗いです。ライトを用意して下さい)、砂防ダムを4か所数えると七の沢出合に着きます。
林道の左に「七の沢雨量観測小屋」が表れるので目安にしましょう。
七の沢出合からは、赤テープを確認しつつ、次の赤テープや踏み跡を確認して進みます。赤テープか踏み跡が無い場合は、引き返して確認します。
特に仲の沢との合流地点で左岸の巻道を歩いている時、川沿いへ下りる地点が分からず、迷いやすい地形になっています。(画像を参照してください)
不鮮明な古いルートが残っているためです。下山時に手前で巻道に上がってしまうと踏み跡が消え、赤テープもロストしてしまいます。
八の沢出合付近は、2本のルートがあるので注意して下さい。
どちらも踏み跡と赤テープがあるので、出合を通り越さなければ無事にテン場までたどり着くでしょう。
九の沢へ突っ込まないように、地形図を確認してください。
わたしは、八の沢出合付近にある林の裏にある巻道が発見できず、札内川を林沿いに右岸を進み、200mくらい八の沢を遡行してテン場に辿り着きました。
沢の左側(右岸)を外さず、出合で左岸の巻道を見つけて進めば迷うことはありません。
テン場から三又までは、特に注意点はありません。登る時期で三又付近にある雪渓の状態で、雪渓上を歩くか、巻道を進むか選択すればいいだけです。
安全なルートを選択しましょう。
三又から三段の滝までが、このルートの核心部。
登りで、右手にある涸れ沢を進みやすいS字部分(画像有)と下りで右に進むと滝に突っ込んでしまうY字部分に注意が必要です。
今回Y字には、2本の長い赤テープがありました。画像はありません。登り時に確認すれば、初心者でも間違うことはなさそうでした。
アプローチ (アプローチを省略したい方は、ここをクリックしてパート2へ進んでください)
旭川出発は6:22。登山口には10時40分ころ到着。走行距離は、240キロでした。
↑国道39号を北見方面に東向し、愛別町で右折。高規格道路へ向かいます。↑右折して500mほど進み、次の交差点も右折します。
↑右折して跨線橋を渡ると、この看板があります。指示に従って右折。 ↑一路、上川層雲峡ICを目指します。
↑上川層雲峡ICで降りると出口で左折。国道39号との交差点へ進みます。 ↑国道39号との交差点は、右折で北見・留辺蘂方面へ進みます。
↑層雲峡を越え、大学平を過ぎると大雪ダムが表れ、標識に従って右折し、国道273号を帯広方面へ進みます。↑上士幌町でこの交差点を右折し道道417・418号を進みます。
(画像無し)417号を直進すると道の駅ピアしほろで国道241号とT字でぶつかります。そこを右折です。
↑国道274号を帯広方面へ進み、音更・十勝川温泉へ向かう交差点で左折。↑「道の駅おとふけ」でトイレ休憩。
↑右折するとすぐです。登山届を提出しました。 ↑10時40分くらいに札内ヒュッテ(写っていませんが、画像の左側にあります)のゲートに到着。
11時15分、用意を整え出発しました。
まずは、目の前の「かつらトンネル」を通り、長い「あかしやトンネル」に突入します。