10日は、朝起きると旭川市内は分厚い雲が覆っていました。なので休みを取らず諦め半分で出社。しかし、ひと段落して外に出てみると抜けるような青空でした。慌てて午後から半休を取り最後の挑戦をしました。これで発見できなければ諦める覚悟…か?



11時半に登山口を出発し、登り始めました。下界はピーカンでも十勝連峰の頂上部分は、まだ雲の中(泣)



前日撤退した部分には1時17分に到着しました



↑問題は這い松が出て歩くことができなくなった大テラス部分をどのルートを通って通過するかです。紫の楕円部分の斜面が45度以上と急なため青線のルートを選び赤丸部分でスキーをデポすることにしました。発見したスキーをザックに着ける場合スキーが邪魔にならないように、カツ急斜面を登るので少しでも担ぐ重さを少なくしたいためです。大テラスを超え、以前見た吹き溜まりの脇を通って振り子沢を覗ける位置に到着し、後ろを振り返りました。(右画像)4月4日にあのまま進まなくて正解でした。大テラスから下りると左側が切り落ちていて雪庇があって踏み抜いたりしていればオジャンでした。(汗



振り子沢は実に雄大でした。OP尾根に貼りついている雪面は上部の部分から「雪まくり」が細かく落ちてきています。気温が2度と高いためこれ以上進むと、自分の踏み跡が起因して両脇の雪面が雪崩れる恐れがあり躊躇してしまいました。特にここからの斜面角度は45度以上ありアイゼンを履いてもピッケルなしでは下るのが怖いくらいです。



無理せず撤退を決めました。



大テラスの上に到着し、スキーをデポした部分を見降ろします



左の三段山方向を見上げるとこんな感じです



デポ位置の斜面角度は35度前後です



デポ位置で休憩スペースを作り(中画像中央左にスキーが見えます)、1時間ほど休んで下山しました。徒労感は強いですが、しかたありません。3時6分(右画像)、1段目の上から見る白銀荘は…これで5度目の入浴となりました。

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