富良野岳( 1911.9m)

アプローチ

この時期、美瑛町白金温泉からの道道966号十勝岳温泉美瑛線が通行止めになっていることです。白銀荘へ向う途中に「バーデンかみふらの」はありますので、旭川からのアプローチは、三段山 (2010年3月24日)を参照してください。

1/25000地形図は「十勝岳」です。



↑今回のルートを青線で示しました。あるHPで右画像のようなGPSトラックを見かけました。しかし、青丸で囲った部分は、積雪状態で雪崩れる可能性が高い部分です。くれぐれも下山時は、ベベルイ沢側へスキーでくだらないようにしてください。



↑駐車予定場所の「バーデンかみふらの」横にあるバス停脇は、すでに車で満杯でした。それでもなんとか駐車スペースを見つけて愛車を停めました。(画像右に見えるタイヤショベルの右に見えるのが愛車です)「バーデンかみふらの」の屋根が道路標識の左にチョコンと見えていました。正面にジャイアント尾根が見えるはずですが、今ひとつの天候で見えません。いつも通っている白銀荘へは、この画像の後方向です。ジャイアント尾根へは、タイヤショベルがいる方向へ進みます。



↑タイヤショベルが居た位置は、十勝岳温泉と白銀荘へ向う道路との交差点です。そこに立ってパノラマ合成しました。青線が進んでいる方向です。



↑この位置で、道路わきの堆い雪山を越えます。


↑雪山の頂上で進む方向を写しました。この砂防ダムの位置でヌッカクシ富良野川と三峰山沢川が合流します。かなりの水量があります。




↑第一の渡渉位置です。この程度の水量であれば楽勝と思いきや…    ↑第2の渡渉位置は、水量がかなりあり、おまけに10センチ幅の一本橋が架かっていました。スキー靴では滑ります!ストックを川に差してバランスを取りながらカニ歩きでした(笑)落ちると20センチほどの水深があります。



↑ベベルイの滝を目指し、最初は等高線をなぞるように右を巻いて進むのかと思ったら、思惑とは逆に踏み跡は反転して左に進んでいました。(このまま進むと北尾根の急登向ってしまいます)



↑10:06 不安な気持ちを抱えつつ、判断が付くまで進んでいると、ようやく踏み跡が2方向へ別れてくれました。右へ選択して進みました。



↑少し開けて木が疎らになります。画像右をS字を切って進みます。




↑等高線をなぞる感覚とは、少し違う急な登り方なので不安を抱いて進みます。↑10:18 前方にジャイアント尾根が出現しました。



↑これからは、ジャイアント尾根を右手にして進みます。



↑これがベベルイの滝?と疑問を抱くような砂防ダムを尻目に進みます。↑特徴のある大きな曲りの枝をもつ大木から右のジャイアント尾根に取り付きます。    


↑取り付いた位置で後を振り返りました。青線が進んでいるルートです。



↑途中で折れた木が前方に見えました。



↑左へ                                      ↑右へと大きくジグを切って踏み跡が進みます。



↑10:49 小休止をとりました。ザックに座りながら周りを撮影です。    ↑こちら側に進みます。



↑巨木が少なくなり森を抜けたのが分りました。ダケカンバの林が出現します。小雪ですが、風がないので視界は良好です。風雪が強い場合、このあたりから体感温度が低くなりそうです。





↑モンスターの着雪量がハンパじゃありません。それだけ厳しい環境なのですね。



↑11:13 スノーシュウの踏み跡が左に逸れていました。これまでスキーの踏み跡は歩きやすかったのですが、シューの踏み跡が混ざると実にシールの利きが悪くなり歩きづらかったので、少しでもシューの踏み跡がなくなってくれるのは助かりました。



↑ほぼ大きな木がなくなり、疎林になりました。これは下山時の滑走が楽しみです。


↑振り返えると画像右に「バーデンかみふらの」がウッスラ見えました。


↑前方は、まだまだ視界が悪く、到達予定位置が見えません。



↑11:29 この辺りから(どこまで登ろう?)と意志薄弱の神が呼びかけてきました。風は弱いのですが、降雪が多くなり出しました。



↑この地点で、表面がクラストし初め、シールの利きが悪くなりました。直登できなくなったのでジグを切りましたが、自分の踏み跡さえ付かない状態です。クトー(スキーアイゼン)を忘れてきたので、個々から先、クラストが厳しくなるとツボにならないといけません。



↑下界を見下ろすと、この状態です。前方の視界も悪くなり出しました。(これ以上、登っても、下りはアイスバーンだ。止めよう!)と決め下山を開始しました。 下りのルートは、ほぼ登ってきたルートをトレースです。次回に期待して、最高の眺めを待ちわびます。

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