樽前山(東山1022m)⇔風不死岳(1102m)  

先週の芦別岳登山から1週間が経ち、体の疲れもスッキリ取れたので先々週、風不死岳を登った時に
「縦走してやろう」と心に描いていた樽前山⇔風不死岳をやっつけました。
思っていたより簡単で少し拍子抜け気味ですが「まあまあかな」と言うのが感想です

地図上の@〜Fの順で歩きました@が駐車場です
Eが風不死岳、Fが東山です




















午前4時おきで握り飯2個と朝食を食べ
装備を確認して5時20分に自宅を出発
6時20分には支笏湖畔で左画像を撮っていました
まさに絶好の縦走日和です
前回のような霧がありません
「ぃよ〜しぃぃ!」と思いましたが、一つ躊躇がありました
登山口の選択です
前回登っているので迷うことはありませんが「一度登ったルートを登るのも芸がないなぁ…」と思っています
これを撮影した時点でも思っていました


それが湖畔の温泉街を越えた地点で急に「樽前から登るのも1つの選択肢だな」と思いつき
急遽登山口を樽前に変更しました。冬に1度、登って見たい山だったので偵察も兼ねたい思いがしました
さてさて…この思いつき…どうなりますことやら…

国道を道道141号線に左折して(細い林道サイズで
交互通行カ所があります。注意して進んでください)
苫小牧方面へ向かうと途中に左画像の地点が出てきます
真っ直ぐ行くと登山口、左折すると苫小牧市の錦岡方面へ
向かいます(6:36)
7合目になる登山口は駐車スペースが少なく(30〜40台)
満車になるとこの地点に車を止めて登山口まで
歩かなければならなくなるので注意してください
(係員がいてゲートで満車表示を出しますが、その後は
登山口の駐車状態を知らせるわけではなく「満車」の看板が出っ放しです)
この日も連休中日で登山客が多く下山時には、この分岐に30台くらいの乗用車が路駐していました。
登山口へ歩いて向かう小さい子供をつれた家族連れは砂煙が舞う中、林道をエッチラオッチラ向かっていましたが
子供はあごを出していて…「かわいそう」でした。昼過ぎには駐車場を出る人がかなりいるので「満車」のカードは
外してほしいものです。
私が着いた時は6時40分。駐車場には10台くらいの車がいましたが、まだまだ余裕があり駐車の係員さんにも
笑顔が見えます。「どこに駐車してもいいですよ」の笑顔です。
右画像にある登山口看板横の小屋部分に入山届けがあります











6時50分、登山開始。当初は下画像にある階段道が続きます
5分ほど登ると見晴らしが利く場所に出ます。それが画像上のパノラマです。
この広場の上に登山口と書いた道があります。登山口が多い道です(笑)
7;04下画像につきました。ここまでの感想…階段の段差が高くて登りにくい!
子供やお年寄りならもっと登りにくいはずなので一考の余地ありです
7:09下画像のように登りにくい階段がなくなり、ガレ土の道になりました
道の右側はガレ土が無くて登りやすいです




































階段が無くなった部分で後ろを写してみました
パノラマ合成なので左右が詰まって見えますがかなりの高度感です
支笏湖もきれいに見渡せます。右に広がる樹海のスケールが大きく雄大です












まだまだ登りが楽しめるんだろうな〜…と考えていたところ
7:21外輪山に到着「へっ!30分で登っちゃったの?なんと…あっけない」上パノラマ画像
樽前山の標高で一番高い部分は中央の溶岩ドームで1041m、右東方向にある
ピークが1022mで左西方向のピークが995mです。一度、溶岩ドームは明治7年に崩壊
しましたが、明治42年の活動で現在のドームを形成、昭和30年まで活発な噴火活動を
していた3重式活火山で…国の天然記念物!になっています。
1999年1月に噴煙活動が見られたため2000年から内輪山への進入が禁止になっています。…惜しい…もっと近くでドームを見てみたかった…7:23標識地点で左画像を撮影し…西山に向かいました。














途中で撮影したパノラマ(上)とビデオ(下)です
樽前山神社奥宮(奥宮)は上のパノラマで見える外輪山コブの3つ目の陰にあります
ビデオ撮影は3つ目のコブ上で撮影しました











外輪山に上がった時から風が強く
火山ガスも横殴りです
ドームの大きさに圧倒されました
ここで噴火したら…と考えてしまいます
内輪山に見える大岩はドームから崩れ落ちた
のかもしれません
一つ一つが大きく、3〜5m以上ありあそうです。
7:34奥宮に到着。(上右画像)この奥宮は昭和27年に建立されたコンクリート創りの立派なもの。
風対策用に低く頑丈に作られていました。奥宮におまいりして西山(995m)へ向かいました。
西山の途中でトップ画像を撮影です











7:52西山に到着してパノラマ画像を撮りました。左端にあるのは火山活動観測用の機械です。
高さは2m以上あります。すでに観測員が来ていてメンテナンスをしていました
疲れをまったく感じないので休まず風不死へ向かいます。いよいよ縦走へ













外輪山を一周する登山道はハッキリ踏み跡が付いていて柵もあり。不安は感じません
西山を降りきったところで前方を撮影した画像が上の左画像です
この先でシラタマノキがスズランほどの小さな白い花(中)を咲かせている地帯に出て「わぁ〜すごい!」と
すっとんきょうな声を出してしまいました…こんな景色は見たことがありません
まさに…一面にあるんですよ…この花が!感動です。先を歩いていた方も立ち止まり楽しんでいたようです

樽前の秋の花を代表するシラタマノキ…皆さん覚えてください。感動です。感動しても中には入らないでね
(順子のお願い)


















ユウマも足をしばし止めましたが、先が長いので急ぐことにしました
8:12、外輪山から932ピークへ向かう縦走路の道に出ました。ピークへ向かう一本道が写真でも確認できます

8:32、ピークに到着(左画像)
ここで小雉を撃って5分休憩
どうやら勢いあまってピークに登ったものの…地図を見たら「行きすぎ!」
登山道を戻り、観測機器があるところで932ピークの東側を巻くように進む縦走路
を確認し、合流しました
下のパノラマ画像がその場面です
風不死方面から縦走してくる人が見えました




































縦走路の途中で看板がありました。少々複雑になっている道が分かりやすい絵にして描かれています
風不死へ進む方向は赤矢印です

藪の中に突入し、また出てを2度ほど繰り返し、
上がったり下がったりの道は斜面をトラバースする
ように続きます
それが終わって広いガレ場に出ると大きな白矢印と
共に右の東方向に向けて道が曲がると左画像
風不死登山道」が見えてくるのです
ここに入るといよいよ本格的な登山道です
白樺林の倒木地帯が出現したり(右画像)
道が急になりだしました。




鎖場が出てきて
心ワクワクです

100mほど続きました









































途中、休憩地点のような
場所がありましたが

頂上まで休憩は取る
つもりはありません

ドンドン登ります

なんといっても訓練です

汗も気持ちいいです

熊笹が道を隠すように
生い茂っていますが
まだジャマ!というほど
ではありません

急登を楽しみます
 
左右下画像




















風不死の南斜面へ続く尾根に出ると…ぎょっとする位の狭い尾根です
パノラマ画像を撮影してみました(

幅は30センチでしょう…ロープがあるのは頷けます。





























                              まだまだ続く                   登山道トップへ戻る

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