坊主山 (ぼうずやま 743m) 犬牛別山(いぬうしべつやま 746.2m)

1/25000地形図は「幌加内」です。青線が車のルート。赤線が正しい道。後記しますが、ピンク線は追従して間違ってしまったルートで、黄緑が下山時に登り返しがないルート。オレンジ色は2月21日の犬牛別山への縦走ルートです。

この山を知ったのは「ガイドブックにない北海道の山々」でコラムに出てきたから。ネットで調査するとなかなか面白そうな山でした。

今回は国道275号を北進して


西2線との交差点で右折し、突き当りを右折して、その突き当たりを左折して車を停めました。そこが除雪の最終地点だったからです。


用意を整え7時52分、進行方向の雪山から後ろを振り返り愛車を撮影しました。
一人ラッセルの始まりです。沈み込みは約30センチ。積雪は湿り気味でした。




7:52 前方をパノラマ撮影しました。降雪で視界が利かず坊主山は見えません。左方向に見える小山が坊主山に続く尾根線です。



斜面に取り付くカ所は思ったより傾斜が緩く助かります(左)。広場がいきなり出てきて(中)北東方向に進みます(右)




約20度くらいの角度で登り続けます(左)木々の切れ間で後ろを振り返っても町は見えません(右)




8;47進行方向が崖状になったので左の北方向を見ると、尾根が続いていました。少し下り気味でしたがこの時点ではあまり気にしていません。登る事に集中していて進行方向を間違えないようにばかり気を取られていました。なにせ山スキー初心者、帰りにスキーを履いて登り返すことが頭に浮かびません。下山時にこの地点で太ももが吊るほど苦戦して10mほどを壺で登る羽目になりました。いい勉強です。ここから進む方向が変わるぞと言う意味で赤テープの目印を打ちました



登る角度は緩くてシールの利きも良く、順調な登りと思っていました。表面の積雪は今降っている雪なのでフカフカですし、その下は重い湿雪ですから、シールを外して滑る分には苦労しないような雪なので気にしていたのです。しかし、下りでは踏み跡を滑らないと停まってしまう角度であることが後で判明。次回に来る時はその辺に気をつけて登るルートを決めようと感じました。
8:56 目の前に巨岩が出現です。あとで地形図を見て確信したのですが、この先で別の尾根線が合流するので、上手にこの先から、地形図にある緑線ルートを歩ければ登り返しがないと思いました。



右(南)側を通ると…


このような景色が現れます。画像中央部分に進みます。



ここで緩く右側の尾根が合流し、進行方向がゆるく東向きになってきました。



合流地点でこれまで進んできた方角をパノラマ撮影すると右方向に小山のような尾根が続いていることがよく判別できます



中央部分の小山を目指します



小山の連続が尾根なのです

左(北)横を見るとこの角度です


←9:33 どんどん進んでいく内、遊び心が目覚めます。
スキーのもぐり具合と斜面の様子を撮影しました
















































どのくらいのラッセルか想像してみてください。木々の横側まで張り付いている雪を見ていると今日までの降雪具合がわかりますね。まさに横殴り、のちにシンシンと降雪、今日に至る…みたいな感じです。











気温はマイナス8度です。登坂開始からそれほど変化はありません。今日は暖かい部類に入るのでしょうが、その分降雪が止まりません。上空の雲が厚いと寒気が降りてこないせいでしょう。

上に行けば行くほど降雪は激しさを増します。


10:48 ここが500m台地と思える位置に到達しました。そうだろうなぁ…と思っていても確信がもてません。なにせ見通しが1〜200mしかなく尾根線が見えなくなりました。ここが500m台地ならば、進む方向は左(北)に90度くらい変路しなければいけません。少し進んで下り状態になっているのを確認できましたが、コル(鞍部)に続いているのか、ただの下り坂なのかまったく確認できないので進行を諦めました。右奥には緩い尾根線がありそうですが、そこまで行って引き返すのも一人ではラッセルがキツイと思い「ここで今日はお終い」とシールを外す作業に入ったのです。すると下から私の踏み跡を辿って4人連れが上がってきました。「こりゃラッキー」と思ったのが貧乏性の性。坊主山に詳しい人がいると信じて着いて行ってしまいました。これが大間違い。GPSを持っている人が2人もいたのですが…使い方に詳しい人ではなかったようです…。でも大勢でいるとどうしてこんなに安心感が湧くのかわかりません。ありがたかったです。4人の皆さんありがとうございました。




コレ以後は間違ったルートですので写真は参考にしないで下さい。コレ以降の正しいルートは
31日分ですのでリンクをクリックしてください。




一応努力賞と言うことで一応は掲載します(くれぐれも参考にしないで下さいね)。
追従した時点で「そっちかぁ…?」と疑問符がつきました。しかし、「きっとまだ先から左に降りる地点があるんだ」と思い込み追従したのです。私も追従しながら地図を出して進行方向を確認するべきでした。500m台地を進みながら地図で進行方向をコンパスで確認すれば「違う!」と分かったはず。「自分を信じれ!」と一つ勉強ができました。そして自分の判断力に少し自身が持てた誤行動でした。ほぼ腰深のラッセル。駐車地点に戻れたのは午後3時。ちかれたびぃ。4人は全てスノーシューなので腰深まで沈み込んでいますが、山スキーならば30センチですみます。一人ラッセルでもシュウーよりスキーですね。







31日へ続きます

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