夕張岳(1667.8m) 登り(馬の背ルート)下り(冷水の沢ルート)

1/25000地図は滝ノ沢岳です



登りに馬の背、下りに冷水の沢ルートを使用しました。

アプローチ   

 ガイドブックで1泊2日の日程だったので、万全を期して登山口に前日泊することにしました。登山口は大夕張側です。山の反対側から登る金山ルートは熊が濃い地域なので遠慮しました。ま、濃くなくても合う時には合うのですがね。
 札幌市内からは札夕線(道道3号)を通ると便利でしょう。岩見沢方面から来る場合は国道234号から札夕線へ栗山町角田で左折します。札夕線は夕張市千代田で道道38号とぶつかりT字路になります。ここで紅葉山方向へ右折して「ゆうばりユーパロの湯」の前を通り、JR石勝線の清水沢駅を過ぎたら次の交差点で国道452号へ左折します。大夕張方向へ進むわけですが、左折したあとは、暫く直進すると右手に夕張シューパロダム建設現場が右手に出現しますので分かりやすいと思います。国道452号を直進していると右手に「夕張岳登山口」の看板があるので、そこを右折します。ユックリ進めば見逃すことはないでしょう。↓(左)。この林道は6月中旬にゲートが開き、9月下旬にゲートが閉じられます↓(右)。
(徒歩での進入は可)。画像は2010年のものです。詳しいことは画像の電話番号へ確認を取ってください。林道を入るとすぐに鉄橋が表れます(中)。登山口までの距離は約14キロ。国道から5キロほどは舗装になっていますが、狭いのでスピードは控えめでお願いします。



登山口近くには冷水の沢川が流れているので沢音が結構な音で響いています。寝られないことはありませんが、ビールを1本飲んで10時に就寝しました。起床は3時45分。




↑登山口までは砂利道が続きます(画像は帰りに撮影しました)。登山口です↑(中)。ゲート近くにある箱が登山届ポストです。ゲートから後を振り返って撮影してみました(右)。4時15分にスタートをしました。



↑ゲートを過ぎて林道を進むとすぐに冷水の沢川が表れます。



↑8分で馬の背と冷水の沢ルートの分岐に到着しました。右へ行けば冷水の沢ルートです。どちらを通った方が楽なのか分かりません。馬の背の言葉に惹かれるように尾根沿いを進む道を選択しました。…後で考えれば逆が楽チンです。とほほ。でもその分楽しめましたから良しとします。



↑4:27に夕張市営の夕張岳ヒュッテに到着。ここから道は右に進行方向を変えます。(夕張岳ヒュッテに泊まりたい場合は、ヒュッテ01235-6-6046か市役所01235-2-3131へ)



↑ヒュッテの前を通り右に進行すると、この木橋が表れます(左)。4:28 橋を渡るとイキナリの急登です(右)。



↑待ってましたと息を整え登り始めること28分。↑ようやく先が明るくなったと思ったら「1の越」でした。頂上まで








↑ここからかなりの角度で道は下降します。標高差にして約30mほどでしょうか。




↑5:15 コルから視界が利かない道を延々進と前岳がチラリと顔を出しました。      ↑5:18  「2の越」に到着




↑頂上まで4・7キロとありました。かなりの距離です。標識もかなり離れていますねぇ(笑)。↑こんな道を通りながら…















↑5:26ようやく冷水の沢ルートとの合流点に到着しました。ヒュッテから約1700m、標高差約600mを1時間で走破しました。いいペースです。








↑合流点から岩が道に現れ始め登山道らしさを演出します。      ↑5:47 石原平に到着しました。道にはロープが張られ貴重な植生を守っていました。



↑石原平から見える姫岳(滝ノ沢岳1352m)です。なかなか風格があり形の良い山ですね。




↑5:55 望岳台に着きました。前岳方向をパノラマ撮影しました。進んできた方向は画像右からです。正面に道は続いています。




↑前岳の基部なのでパノラマ合成しないと前岳が入りません。↑望岳台から見える姫岳です



↑全体をパノラマ合成しました



↑さてさて、道は、ここから前岳の裾野を巻くようにして続きます。トラバース気味なので途中途中で笹が斜めに覆いかぶさっているので道を踏み外さないように気を配りました。踏み跡の中には、どうみても滑り落ちた跡があり…どうなったんだろう?と気を揉む踏み跡もありました




↑途中で大きな岩を乗り越える部分が出てきます。この岩を右方向から、よじ登るようにしてクリアすると…↑本日初めての雪渓が出現です。この雪渓を横切り




↑6:12 名前の通り熊笹が生い茂る「熊沢」に到着です。




↑これが熊沢。上部にまだ小さな雪渓があります。画像下から左中央部分に進みます。すると朽ちた看板があり(上中)、木道を通ると両脇には黄色い花が群生していました。種類が違うようなので撮影だけして先を急ぎます。







↑違う黄色い花                 ↑そうこうしている内に画像左に男岩、中央にガマ岩、奥に目指す夕張岳の頂上が見えてきました。
この両岩の左脇を通って道は進みます。




↑整備された木道が続きます。これなら霧に撒かれても迷う心配はありません。看板は雪の影響で倒れていました。



↑6:27 男岩の横に到着です





↑男岩を通り、ガマ岩へ。この付近の岩は「蛇紋岩」といって薄い皮を重ねたパイ生地のような剥がれやすく脆い岩です。↑ガマ岩の横には「ヒョウタン池」があります。池と岩の間を通り抜けて進みます 6:38。


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