望岳台⇔十勝岳(2077m)⇔美瑛岳(2052m)
まだまだ雪渓が各所に残る6月初旬に、十勝連峰を縦走する計画を立てました。
7月以降の登り易い夏道と比べ、どのような変化があるのか楽しみです。
問題は体力です。仕事続きで腰の調子も悪く、どこまで体が応てくれるのかが心配でした。
でも今は、なんとか無事に終えることができて安堵しています。
今回の反省点は
@食料保存は慎重に
まず挙げたいのは、いつもなら「オニギリ1個と即席麺1袋、チーズ、魚肉ソーセージ1本」の携帯食料を、オニギリの代わりに大きな大福1個に変更したことです。3日前にいただいたもので、私の保管の仕方も悪かったのでしょう(常温でバックに入れっぱなしでした(笑)、食べようとしたらカビが生えて腐っており、匂いまで発生していました。
A水が少なかった
今回、所持した水分は、それぞれ500mlのペットボトルで、お茶とスポーツドリンクを各1本ずつ、水を2本持ちました。しかし、これほどの長時間(約11時間半)行動するのであれば、2・5L〜3Lの水分が必要と思います。登山口到着45分前で所持した水が無くなりました。天人峡の二の前でした。
良かった点は
@非常食用のグリコアーモンドキャラメル(半袋)がとても役立ちました。
Aレイヤードの洗濯が上手く行きました。(上は冬用、下は秋春用、予備にオーバーパンツを持ちました)
B日焼け止めをザックに入れて登ったこと。(汗で落ちた効果を4回、塗り直すことで復活することができました)
さて…1/25000地形図は「白金温泉」です。今回のルートは青線のとおりです。青線を往復しました。
望岳台までの道順は富良野岳(2009年8月8日)を参照してください。
望岳台の標高は約940m。標高差1100m以上、行動距離約22キロ、予定行動時間を10時間見たのですが甘かったでした。11時間以上かかりました。
↑出発は4時半頃。途中のローソンで朝食(オニギリ2個)を買って望岳台に向いました。↑飲み物は単身先でコーヒーを落とし、車内で飲む予定です。オニギリを頬張りつつ、食べ終えた頃には美瑛の手前で、スッキリ見通せる十勝連峰に出会いました。
↑5:27 いつもの十勝連峰が出迎えてくれました。
↑まず最初に出迎えてくれるのがオプタテシケ山。私が一番大好きな山です。↑5:37 林間道路(十勝岳温泉美瑛線)を通り抜けて…。
↑白金温泉を通り過ぎ、望岳台手前の景色は最高です。 ↑用意を整えて望岳台で登山届けに記帳したのが6:02
↑6:26 白銀荘への分岐に到着です。いつものペースです。 ↑振り返ればこの景色です。今日一日の開放を予感するような素晴らしい晴れでした。
↑避難小屋までの途中で早くも雪渓が出現しました。 ↑進むルートは青線です。道が雪渓で隠れているので赤線のように進みそうな気配があります。要注意です。
美瑛岳への分岐を通り過ぎて避難小屋へ向う道も雪渓で覆われていました。
登りは青線をたどり、下山時は赤線を通ってショートカットをしました。10分ほどの短縮が可能でした。
↑避難小屋には6:58に到着しました。 ↑水分補給と小休憩が2回、ナカナカいいペースで登れています。
避難小屋からの第一の難所「ガレ場」を約1時間で走破します。
↑雪渓と雪渓の間を登ります。抜ければ登る角度がヒト段落します。↑急斜面で眺める頂上が…「来るなら来い」と言っています。
↑頂上が拝めた時点で後を振り返ると…霞で見渡せません。でも北東側(右)の美瑛岳が待ち構えていました。
↑急斜面から頂上を望むと、この景色です。 ↑左から回り込むように進むと今景色です。
↑急斜面を登る時点で先行者がいることを確認していました。私を意識してか慌てるように登る姿が気にかかりました。
↑栗城君を真似たわけではないのですが、自分の登っている姿を確認したくて10秒セルフで撮影したら…お尻しか写っていない(笑)。難しい物です。↑9:03に頂上到着。先行者に写していただきました。先行者の靴を見て唖然としました。スニーカーでした。
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