ニペソツ山 (2012.7m)




地形図は「ニペソツ山」です

アプローチ

登山口へは、旭川方面では、まず国道39号を北見(層雲峡)方面へ向かいます。
札幌・千歳空港方面から車で移動するには、道東自動車道を十勝清水ICまで乗り、国道274号を使って@途中の鹿追町から道道85号へ抜けて然別湖畔経由で糠平温泉に行くルートとA音更町経由で上士幌町へ抜け糠平温泉を目指す2つのルートがあります。音更町経由が道は広くて交通量があり、安全と言えば安全です。然別湖湖畔経由で走ると、かなりの曲がりくねった道を覚悟しなければいけません。千歳空港からは、約3時間超で糠平温泉に着くと思います。糠平温泉からは、三国峠を目指します。ちなみに、わたしはまだ、千歳方向から走った経験はありません。あしからず。
さて、旭川方面からは、愛別町東町で39号を右折し、愛別ICから旭川紋別自動車道路に乗ります。
2区間自動車道を使い、上川層雲峡ICで自動車道を下りて、国道39号に戻ります。
国道39号を層雲峡(石北峠)へ向い、層雲峡を通過してトンネルを2つ過ぎると大雪ダムが現れます。
ここで北見方面には向わず、トンネル手前で国道232号へ右折して糠平湖方面へ向います。
ダム本体の上を通る国道232号は、ダムを渡り切るとすぐトンネルに突入します。
トンネルを過ぎると、まもなく大雪防災ステーション(トイレあり)が右側に出現します。



ココからが重要です。防災ステーションから32・4キロで登山口に通じる林道が出現します。
トリップメーターで計算してください。
防災ステーションを過ぎると三国峠を貫通する三国トンネルに着きます。
次に十勝三又築を過ぎるとすぐに橋長30メートルほどの「三又橋」に差し掛かります。
橋の出口右に登山口に続く林道の入り口がありますので注意してください。札幌・千歳・帯広方面からは、逆の景色になります。



くれぐれもスピードを出しすぎると通り過ぎてしまうので注意が必要です。
林道に入るとすぐに左カーブし、曲がり切った場所に登山届けを記入する箱があります。



ただし、この登山届けは無理に書く必要がありません。ニペソツの登山口に別の記入箱があります。ここは、どうやら石狩岳用の記入箱のようです。林道を2分ほど走ると石狩岳とニペソツへ向う方向に道は分岐します。


↑直進するとニペソツ方向です。              ↑登山口に向って左側にある脇道へ車を停めました。

この日は3連休の中日とあって、日帰り登山客の車で林道はあふれていました。
なんとか駐車場所を見つけて登り始めましたが、登山口まで10分歩くことになりました。


(↑直進すると登山口。この位置から左を向くと駐車した脇道です)

8時30分に登山口へ到着しました。丸木橋を渡り、16の沢川を越えます。渡り終わった場所のスグ前は絶壁です。直進できません。渡り終えた位置から下流の右側に「ニペソツ山」と看板があります。よく見れば赤いテープも発見できることでしょう。右に迂回して進みます。



↑最初の急登が終るとなだらかになります。         ↑倒木も増えますがね。



↑丁度1時間で1・5キロを登りました。ユックリペースです。 ↑標高1484mを過ぎると尾根筋がハッキリして、視界が開けます。



↑前方に小天狗が見えます。                ↑天狗のコル手前にある岩場です。3点支持で移動すると楽勝です。




↑岩場を越えるとこの景色です。登山道は画像の右端です。



↑錆びた標識がありました。              ↑ここが天狗のコルです。夏場は、誰もココではテントを張りません。



↑天狗のコルを過ぎて、標識がある標高1760m辺りで登る方向が左(南西)側へ90度変わります。登山道は、岩場に変身します。



↑辺りはイワヒゲの群生地です。



↑1888ピークが右に見えてきました。この下にテン場があります。



↑11時38分、ニペソツ山とご対面です。16キロのザックを担いで歩いた割には良いペースでした。



↑こんな具合になっています。パート2にテントを張った位置が分る画像を載せました。とりあえず10分でテントを軽く張って、中にザックを入れ、アタックザックに水と貴重品を入れて頂上へ向いました。



↑頂上へは、1868ピークを右から巻いて150m下り、そこから300mを登り返します。帰りはその逆です。1868ピークと頂上の間にあるコルから頂上までが丁度、残り1キロの位置です。ココからが辛いのです。



↑巻いている途中で正面にトムラウシと左に十勝連峰が見えました。




↑近づくにつれ迫力が、増します。




↑この位置から下り初めます。




↑コルを過ぎると岩場が多くなります。




↑この日は、眺めが抜群でした。大雪山系も右に顔を出しました。



↑13;00頂上に到着しました。               ↑天狗の方向(北東)です。



↑東方向のパノラマ。



↑頂上直下に青い青いミヤマオダマキが一株だけ咲いていました。もっと下にあるのかもしれませんが…崖の下です(笑)



↑頂上の北東側です。



↑頂上から100mほど下がった位置で天狗平の方向を撮影しました。



↑天狗平の手前です。



↑天狗平から1888ピークを望みます。



↑頂上からテン場に戻り、テントを張り終えて食事にありついたのが13時。それから一休みして夕暮れを待ちました。画像は17時22分のニペソツ方向です。トムラウシ方向に太陽が入りました。



↑しかし、雲が邪魔して夕日がニペソツに当りませんでした。画像は、糠平湖方向に影ができたところです。



↑奥に見えるウペペサンケ方向です。



↑西クマネシリ方向には、あまり雲がないのですが、北側の大雪方向は、真っ黒な雲が湧き上がっていました。



↑18時42分、そろそろ日没の時間です。



↑1888ピーク方向は、夕陽と暗雲のコントラストです。



↑登山道脇にある携帯トイレ用ブース傍にテン場があります。ここが最良の場所です。しかし、ここは登山道なので、朝は6時前にテントを撤収しないといけません。登山者の邪魔になります(笑)。ご注意ください。
隣にテントを張った方は、中富良野町にある「ねこやなぎやま」の長原孝友代表と札幌市の平岸本町内科クリニックの小林博昭医師でした。特に長原さんは、10年ほど前にミニヤコンガ登頂を成功させた方で、ご夫婦とも山岳ガイドで名を馳せている方とか。なかなか勉強になりました。わたしも時間と資金に余裕があれば、冬場の難所をお願いしたいところです。でも、まだまだ3人子供がいますからね。会社の薄給では無理(笑)。


                     パート2に続く    登山道トップへ戻る

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